日本の文学賞

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平林たい子文学賞 ひらばやしたいこぶんがくしょう

第3回(1975年)

小説評論

受賞者

3名
小沼丹 受賞

『椋鳥日記』は、大沼丹の端正な随筆的感覚と小説的観察が交差する作品である。日常の細部に宿る気配をすくい取り、静かな文体の中に人間の孤独やユーモアを浮かび上がらせる。

身近な時間の陰影を、抑制された筆で深く見つめる一冊。

233ページ
日常孤独随筆性観察
若杉慧 受賞
長塚節素描

『長塚節素描』は、歌人・小説家の長塚節を若杉慧がたどる評伝的作品である。文学者の生涯と作品の背景を、人物の輪郭を描くように重ねていく。

長塚節という文学者の姿を、作品と生涯の両面から描き出す。

評伝近代文学長塚節作家論
小田嶽夫 受賞
郁達夫伝

『郁達夫伝 その詩と愛と日本』は、中国近代文学の作家・郁達夫を、小田嶽夫が日本との関係を軸に追った評伝である。詩、恋愛、亡命的な移動の経験が、文学史と個人史の両方から語られる。

郁達夫の文学と日本体験を重ね合わせる評伝。

郁達夫中国近代文学評伝日中文学交流