日本の文学賞

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宝石賞 ほうせきしょう

第7回(1953年)

推理小説評論

受賞者

5名
鈴木秀郎 第二席

「アルルの秋」は、鈴木秀郎による短篇ミステリです。南仏アルルを思わせる題名の抒情性と、戦後探偵小説の謎解きの熱気を併せ持つ作品として、「別冊宝石」系の新人作品群のなかに位置づけられます。

異国的な題名の情景と探偵小説の企みが交差する、戦後ミステリ短編です。

508ページ
短篇ミステリ別冊宝石戦後探偵小説異国情緒新人作品
井上銕 第二席

井上銕による短編推理小説。『別冊宝石』新人企画に掲載され、後年の推理小説アンソロジーにも収録された、奇妙な穴掘りをめぐる謎を題材にした作品。

題名が示す不可解な行為を手がかりに、日常の違和感から事件の輪郭を立ち上げる短編。

508ページ
推理小説短編新人作家
山上笙介 佳作
真剣な戯れ

「真剣な戯れ」は、山上正介が宝石賞で選ばれた短編探偵小説。題名にある真剣さと戯れの対比が、遊びのように始まる出来事の背後にある危うさを思わせる。

戯れのような出来事が、真剣な謎へ変わっていく宝石賞短編。

探偵小説宝石賞戦後ミステリ遊びと危険短編
白家太郎 佳作
みかん山

「みかん山」は、城家太郎による短篇探偵小説です。みかん畑のある地方の風景を舞台に、農村や土地に根ざした人間関係のなかから事件の謎を立ち上げる作品と考えられます。

みかん畑の風景に、地方の人間関係と事件の影を重ねる短篇ミステリです。

短篇ミステリ農村みかん畑地方宝石短篇賞
山沢晴雄 佳作

山沢晴雄の本格推理短編。月のない夜にタクシーが崖下へ転落し、顔を包帯で覆った乗客の死をめぐって、不可解な状況と論理的な謎解きが展開する。

包帯を巻いた死者、崖下への転落、傷のない顔という奇妙な状況から謎が組み上がる。

341ページ
本格推理不可能興味交通事故短編