日本芸術院賞 にほん げいじゅついん しょう
第8回(1952年)
芸術
受賞者
2名川端康成『千羽鶴』は、茶道の世界を背景に、亡き父の愛人だった女性たちと青年菊治の関係を描く長編です。美しい器物、記憶、罪の意識、官能が絡み合い、日本的な美の陰にある執着と破滅を浮かび上がらせます。
茶の器と記憶に導かれ、父の過去と青年の現在が妖しく重なり合う川端文学の代表作です。
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茶道記憶官能罪日本的美
明治浪漫文学史、日夏耿之介全詩集
『明治浪曼文学史』と『日夏耿之介全詩集』は、詩人・英文学者の日夏耿之介の研究と詩作を代表する二著作。前者は明治期の浪漫主義文学を、後者は日夏自身の象徴詩的な詩業をまとめたもので、1952年にこの二作により日本芸術院賞を受けた。評論家としての歴史的視野と、詩人としての高踏的な言語感覚が並び立つ受賞対象である。
明治浪漫派の精神史と、日夏自身の象徴詩の声が一つの受賞対象として響き合う。
明治文学浪漫主義象徴詩文学史詩集