日本の文学賞

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川端康成

カワバタ ヤスナリ

Kawabata Yasunari

ペンネーム: 秩父號一ペンネーム

プロフィール

性別
男性
生誕
1899-06-14 (大阪府大阪市北区此花町1丁目79番屋敷(現・大阪市北区天神橋1丁目16-12))
死没
1972-04-16 (神奈川県逗子市小坪 逗子マリーナ) 72歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
大阪府大阪市北区 → 大阪府三島郡豊川村 → 東京都台東区浅草 → 東京都杉並区高円寺南 → 神奈川県鎌倉市二階堂 → 神奈川県逗子市小坪

経歴

職業
小説家, 文芸評論家
活動期間
1919年〜1972年
所属
日本芸術院, 文芸懇話会, 文藝春秋同人, 文學界同人, 日本文学振興会, 日本ペンクラブ, 国際ペンクラブ, 日本文学報国会
影響を受けた人物
武者小路実篤, 江馬修, 谷崎潤一郎, 徳田秋声, 塚越亨生, 長田幹彦, 吉井勇, 押川春浪, 野上彌生子, 内藤千代子, 有本芳水, 芥川龍之介, 志賀直哉, ストリンドベリ, ドストエフスキー, ジョイス, カミーユ・フラマリオン, オリバー・ロッジ, 一休宗純, 源氏物語, 枕草子, 中世文学, 禅, 汎神論, 松尾芭蕉, 西行法師
影響を与えた人物
藤沢桓夫, 北條民雄, 岡本かの子, 中里恒子, 梶井基次郎, 福永武彦, 野上彰, 澤野久雄, 石濱恒夫, 三島由紀夫, 星新一, 筒井康隆, 松本清張, 吉本ばなな, 小川洋子, 石田衣良, 大道珠貴, 田中慎弥, ガブリエル・ガルシア=マルケス

学歴

東京帝国大学
文学部 / 国文学科
学位: 文学士
期間: 1919-1924
卒業年: 1924
国: 日本
卒業に際して単位前借等の配慮により卒業が可能となった
済生学舎(現・日本医科大学の前身)
国: 日本

受賞歴

文芸懇話会賞
1937
主催: 文芸懇話会
結果: Winner
菊池寛賞
1944
主催: 菊池寛賞
結果: Winner
菊池寛賞
1958
主催: 菊池寛賞
結果: Winner
日本芸術院賞
1952
主催: 日本芸術院
結果: Winner
野間文芸賞
1954
主催: 野間文芸賞
結果: Winner
ゲーテ・メダル
1959
主催: フランクフルト市
結果: Winner
芸術文化勲章
1960
主催: フランス政府
結果: Winner
文化勲章
1961
主催: 日本政府
結果: Winner
毎日出版文化賞
1962
対象作品: 眠れる美女
主催: 毎日新聞社
結果: Winner
ノーベル文学賞
1968
対象作品: 雪国、千羽鶴、古都、水月、ほくろの手紙
部門: Literature
主催: スウェーデン・アカデミー
結果: Winner

受賞・候補エディション

菊池寛賞 2回登壇
  1. 受賞作: 夕日、故園

    『夕日、故園』は、川端康成による作品で、1944年の菊池寛賞で受賞対象となった。受賞記録で作品名と著者名を確認できる一方、単行本、文庫、短編集としての刊行を確認できる公開情報が限られるため、掲載誌や雑誌号の識別子は採用しない。

    『夕日、故園』は、菊池寛賞の受賞履歴に残る川端康成の作品である。

    受賞作文学賞作品履歴
日本芸術院賞 1回登壇
  1. 受賞作: 千羽鶴

    川端康成『千羽鶴』は、茶道の世界を背景に、亡き父の愛人だった女性たちと青年菊治の関係を描く長編です。美しい器物、記憶、罪の意識、官能が絡み合い、日本的な美の陰にある執着と破滅を浮かび上がらせます。

    茶の器と記憶に導かれ、父の過去と青年の現在が妖しく重なり合う川端文学の代表作です。

    336ページ
    茶道記憶官能日本的美
野間文芸賞 1回登壇
  1. 受賞作: 山の音

    『山の音』は、川端康成が戦後の鎌倉を舞台に、老いを感じ始めた尾形信吾の視点から家族の揺らぎを描いた長編小説である。息子夫婦の不和、出戻った娘、嫁への複雑な感情が重なり、静かな自然描写のなかに死の予感と戦後家族の崩れを浮かび上がらせる。

    夜の山から響く音は、老いと死、そして家族という幻想のほころびを静かに告げる。

    400ページ
    老い家族の崩壊鎌倉嫁と舅戦後文学

作品

代表作

伊豆の踊子

1926年 小説 150ページ

伊豆の踊子は、一高時代の伊豆一人旅の体験を基にした心の触れ合いを描く作品。

無垢抒情孤独青春
映像化・舞台化
  • [映画] 伊豆の踊子 / 五所平之助 (1933)
  • [映画] 伊豆の踊子 (1963)
翻訳
  • 英語
  • 独語

浅草紅団

1929年 小説 210ページ

浅草紅団は、浅草の風俗を背景にした新感覚派の代表作である。

新感覚派都市生活抒情

抒情歌

1932年 小説 120ページ

心霊的な要素を含む作品で、過去の失恋を題材とする。

心霊失恋内省

禽獣

1933年 小説 130ページ

虚無的な独身男性の心情を描いた作品。

虚無孤独動物

雪国

1935年 小説 320ページ

連作小説で、雪深い地方の芸者と都会の男の儚い恋を描く。

孤独日本美
映像化・舞台化
  • [映画] 雪国 / 豊田四郎 (1964)
翻訳
  • 英語

千羽鶴

1949年 小説 280ページ

戦後の家族をテーマとし、伝統と現代の対比を描く。

家族伝統戦後

山の音

1949年 小説 260ページ

戦争の傷跡を色濃く描いた家族小説の名作。

家族戦争哀しみ

眠れる美女

1960年 小説 180ページ

魔界の世界観を繊細に描いた晩年の重要な作品。

魔界幻想老年

古都

1961年 小説 300ページ

京都を舞台に双子の姉妹の数奇な運命を描く伝統美あふれる作品。

伝統美運命京都

作風・主題

文体
抒情的詩的新感覚派幻想的
頻出モチーフ
無垢孤独死生観魔界幽玄もののあはれ

健康

  • 結核
    幼児期
    右眼の視力が損なわれる
  • 胆石・胆嚢炎
    晩年
    入院治療を要した
  • 睡眠薬中毒
    晩年
    健康に悪影響
  • 盲腸炎
    晩年
    入院手術

評価・遺産

川端康成は日本を代表する小説家であり、ノーベル文学賞を初めとする多くの賞を受賞。彼の作品は日本文学の伝統美と現代的表現の橋渡しとして評価され、美術蒐集家としても知られる。没後も様々な記念館や展覧会が開催され、日本文化の重要な一翼を担う存在である。

記念館・博物館

  • 川端康成記念館 神奈川県鎌倉市長谷1丁目12-5 1976年開館
  • 茨木市立川端康成文学館 大阪府茨木市 1985年開館
  • 鎌倉文学館 神奈川県鎌倉市長谷

関連学会

  • 日本ペンクラブ
  • 文芸懇話会
  • 日本芸術院

資料所蔵先

  • 川端康成記念室(日本近代文学館)

大衆文化への影響

  • NHKテレビ特番・ドキュメンタリー
  • ゲーム『文豪とアルケミスト』とのタイアップ企画

引用

  • 私は東方の古典、とりわけ仏典を、世界最大の文学と信じてゐる。
    出典: 文学的自叙伝 (1934年)
  • 私はこの愛に温められ、清められ、救はれたのであつた。
    出典: 独影自命 (1970年)
  • 美術品では古いものほど生き生きと強い新しさのあるのは言ふまでもない。
    出典: 反橋 (1948年)

豆知識

  • 川端康成はガス自殺をしたとされるが遺書はなかった。
  • 初代伊藤との婚約破棄が彼の文学に影響を与えた。
  • 国際ペンクラブの大会を日本で開催する為に尽力した。
  • 晩年は多量の睡眠薬を常用していた。
  • ノーベル文学賞受賞後、創作活動が停滞した。