日本の文学賞

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川端康成文学賞 かわばたやすなりぶんがくしょう

第16回(1989年)

短編小説

受賞者

2名
大庭みな子 おおば みなこ 受賞

『海にゆらぐ糸』は、大庭みな子の短編集で、川端康成文学賞受賞作を核に全七篇を収める。友人たちや自身の上に流れる時間の残像を、詩的な喚起力をもつ文章で描く。

海の揺らぎに重なる記憶と時間が、詩的な短編群として立ち上がる。

241ページ
時間記憶友人
筒井康隆 つつい やすたか 受賞

『ヨッパ谷への降下』は、筒井康隆の自選ファンタジー傑作集で、川端康成文学賞受賞作を含む短編集である。表題作では、乳白色に張りめぐらされたヨッパグモの巣を降下する幻想的な情景が、夢幻の異空間へ読者を誘う。

乳白色の蜘蛛の巣を降下する幻想が、筒井文学らしい異空間を開く。

304ページ
幻想異空間不条理短編