日本の文学賞

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岸田演劇賞 きしだえんげきしょう

第2回(1955年)

戯曲

受賞者

2名

『白蟻の巣』は、三島由紀夫が1955年に青年座へ書き下ろした長編戯曲。ブラジルの珈琲農園を舞台に、農園主夫妻と運転手夫妻の関係が愛憎と疑念のなかで絡み合い、人間の内側を食い荒らす欲望を白蟻の巣のイメージに重ねる。

ブラジルの農園に築かれた愛憎の巣が、人間関係の内側を静かに食い破っていく。

305ページ
戯曲愛憎劇夫婦関係ブラジル移民社会欲望と破滅
福田恆存 受賞

福田恆存訳・演出の『ハムレット』は、シェイクスピア悲劇を戦後日本語の舞台へ移し替えた重要な上演である。父王の亡霊から叔父の罪を知らされた王子ハムレットが復讐を誓い、懐疑、狂気、恋、死の連鎖へ進んでいく物語を、翻訳と演出の両面から新たに立ち上げた。

翻訳と演出を一体の仕事として、戦後日本の舞台に『ハムレット』を響かせた受賞対象。

284ページ
シェイクスピア翻訳劇復讐悲劇戦後演劇懐疑と狂気