日本の文学賞

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講談社児童文学新人賞 こうだんしゃじどうぶんがくしんじんしょう

第33回(1992年)

児童文学

受賞者

4名
にしざきしげる にしざき しげる 受賞
カワウソのすむ海

「カワウソのすむ海」は、自然と人間の暮らしが接する海辺を舞台に、希少な生きものへのまなざしを通して子どもの成長を描く児童文学作品である。単独書籍としての刊行は確認できず、受賞作としての記録が中心である。

海辺の生きものとの出会いが、子どもの心に世界を見る新しい目をひらく。

自然海辺児童文学成長
ますだあきこ ますだ あきこ 佳作
7月のコンプレックス前線

「7月のコンプレックス前線」は、夏の入口にある子どもや若者の心の揺れを、劣等感や対人関係の緊張とともに描く児童文学作品である。単独刊行は確認できず、受賞記録を中心に伝わる作品である。

夏のまぶしさの手前で、胸の奥にある複雑な気持ちが動き出す。

劣等感思春期人間関係
天野月夫 あまの つきお 佳作
リョウ、影野村で

「リョウ、影野村で」は、少年リョウが影野村という場所で未知の出来事や人々に出会う児童文学作品である。村という閉じた空間を通して、冒険と成長の感覚を描く作品として位置づけられる。

見知らぬ村での時間が、リョウの心に新しい影と光を刻む。

冒険少年成長
本田昌子 ほんだ まさこ 佳作

「万里子へ」は、刊行時に『朝がくるまで』として書籍化された児童文学作品である。母を亡くした少女が、父と弟との新しい生活のなかで母の若き日の姿や家族の愛情を知り、悲しみの先へ歩き出す姿を描く。

母の不在を抱えた朝までの時間に、万里子は家族の愛を少しずつ受け止めていく。

213ページ
喪失家族少女の成長母の記憶