講談社エッセイ賞 こうだんしゃエッセイしょう
第8回(1992年)
エッセイ文学賞
受賞者
2名
生半可な学者
『生半可な学者』は、アメリカ文学の翻訳者・研究者として知られる柴田元幸が、文学と学問、翻訳と読書のあいだを軽やかに行き来するエッセイ集である。専門性を堅苦しく閉じ込めず、半端さや脱線を知的な楽しさへ変える語り口が魅力になっている。
学者らしさから少し外れた場所で、文学を読む楽しさが息づいている。
翻訳アメリカ文学読書論ユーモア
『本のお口よごしですが』は、古書店主でもあった出久根達郎が、本と古書をめぐる話題を自在に語るエッセイ集である。古い本の匂いや来歴、読書人の癖を、親しみやすい筆致と洒脱な観察で描き出す。
古本の棚から、読書と暮らしの小さな逸話が次々にこぼれ出す。
277ページ
古書読書生活随筆本の記憶