紫式部文学賞 むらさきしきぶんがくしょう
家庭の事情から親族の家に預けられ、養育係に育てられた「幼年」が、老年となった現在から、ひながたなど身の回りの品を手がかりに幼少期の記憶をたどる小説集。17の短編を組曲のように編み、記憶が変形していく時間を横書きの文体で描く。
幼年の記憶に残る品々から、忘却とともに形を変える時間をたどる17篇の組曲。