日本の文学賞

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直木三十五賞 なおきさんじゅうごしょう

第79回(1978年)

大衆文学小説

受賞者

2名
津本陽 受賞

『深重の海』は、津本陽が熊野灘の古式捕鯨とその衰退を描いた長編小説である。明治期の大遭難を背景に、海に生きる人びとの誇り、愛、時代に取り残される痛みを力強く描く。

滅びゆく古式捕鯨の海に、人びとの叫びと愛が沈んでいく。

472ページ
捕鯨熊野灘明治共同体
色川武大 受賞

『離婚』は、色川武大が男女の別れと奇妙な同居感覚を描く小説である。深刻さをかわすような軽みの中に、関係が終わった後も残る情やずれを浮かび上がらせる。

別れたはずの男と女の間に、可笑しさと寂しさが居残る。

210ページ
男女関係別れユーモア日常