日本の文学賞

← 直木三十五賞に戻る

直木三十五賞 なおきさんじゅうごしょう

第80回(1978年 第2回開催)

大衆文学小説

受賞者

2名
宮尾登美子 みやお とみこ 受賞

『一絃の琴』は、宮尾登美子が土佐の一絃琴をめぐる女性たちの矜持と情念を描いた長編小説である。伝統芸能を受け継ぐことの厳しさと、師弟・家族・時代の軋みが重なり合う。

一絃の音色に魅せられた女性たちの誇りと執念が、時代を越えて響く。

528ページ
一絃琴女性の生伝統芸能土佐
有明夏夫 ありあけ なつお 受賞

『大浪花諸人往来』は、有明夏夫が明治開化期の大阪を舞台にした捕物帳連作である。旧幕時代の十手捕縄の感覚を残す源蔵親分が、変わりゆく浪花の町で起きる事件を追う。

文明開化の大阪で、海坊主の親方が人情と事件の渦に飛び込む。

393ページ
捕物帳明治大阪文明開化人情