日本の文学賞

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野間文芸新人賞 のまぶんげいしんじんしょう

第26回(2004年)

純文学小説

受賞者

2名
中村航 なかむら わたる 受賞

中村航の『ぐるぐるまわるすべり台』は、若者たちの不器用な関係と日常の揺れを描く小説。大きな事件ではなく、会話や距離感の中にある心の動きをすくい、青春の停滞と前進を軽やかに描く。

同じ場所を回っているような日々の中で、少しだけ前へ進む力が生まれる。

185ページ
青春日常恋愛不器用さ
中村文則 なかむら ふみのり 受賞

中村文則の『遮光』は、恋人を失った男の語りを通して、喪失、虚無、自己欺瞞を描く小説。暗い心理の奥へ潜り込み、愛の記憶が執着と破滅へ変わっていく過程を鋭く見つめる。

失われた恋人の影が、男の内側で光を遮っていく。

232ページ
喪失虚無恋愛心理