日本の文学賞

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小野市詩歌文学賞 おのししいかぶんがくしょう

第2回(2010年)

短歌俳句

受賞者

3名
河野裕子 こうの ゆうこ 受賞

『葦舟』は、病と向き合いながら歌を作り続けた河野裕子の第十四歌集です。家族、身体、季節の移ろいを見つめる歌が、死へ近づく時間の中でもなお生を手放さない強さを伝えます。

病とともにある日々の中で、家族と季節を見つめる歌が静かな強さを放ちます。

212ページ
病と生家族短歌季節
金子兜太 かねこ とうた 受賞

『日常』は、金子兜太が長年の俳句実践を背景に、暮らしの中にある瞬間をすくい上げた句集です。大きな思想や戦後経験を抱えながら、日々の光景に根ざした言葉が、老境の自由さと厚みを示します。

暮らしの光景をすくう俳句が、老境の自由な呼吸と深い時間を伝えます。

229ページ
日常俳句老境戦後の記憶
山本楡美子 やまもと にれみこ 受賞

『森へ行く道』は、記憶と言葉が森へ向かう道のように揺れ動く詩集です。聞こえたと思った声や、木の葉、花、小さな記憶が、消えていくためにいったん走り出すような感覚を生みます。

小さな記憶が森へ向かう道の上でふるえ、もう一度走り出します。

141ページ
記憶消えていくもの