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歌集 葦舟 角川短歌叢書 (角川短歌叢書 塔21世紀叢書 第 153篇)

小野市詩歌文学賞

歌集 葦舟 角川短歌叢書 (角川短歌叢書 塔21世紀叢書 第 153篇)

河野裕子

『葦舟』は、病と向き合いながら歌を作り続けた河野裕子の第十四歌集です。家族、身体、季節の移ろいを見つめる歌が、死へ近づく時間の中でもなお生を手放さない強さを伝えます。

病と生家族短歌季節

作品情報

病とともにある日々の中で、家族と季節を見つめる歌が静かな強さを放ちます。

『母系』に続く歌集として刊行され、再発した癌と向き合う作者の時間が濃く刻まれています。個人的な痛みを閉じたものにせず、家族の言葉や自然の気配へ広げていく歌の力が印象的です。

書籍情報

出版社
角川学芸出版
発売日
2009-12-19
ページ数
212ページ
言語
日本語
サイズ
13.7 x 1.8 x 19.5 cm
ISBN-13
9784046217509
ISBN-10
4046217502
価格
1348 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/詩歌/詩集

再発した癌と正面から闘い歌を作り続ける著者の、迢空賞を受賞した『母系』に続く第十四歌集。「これからも今までのように全力で歌を作っていく。これは、誰とでもないわたし自身との約束なのだから」。

1946年熊本生まれ。京都女子大学文学部国文学科卒。64年「コスモス」に入会。69年角川短歌賞受賞。90年「コスモス」退会、「塔」入会。2008年迢空賞受賞。

レビュー

  • 良い製品です。

    河野裕子が自分のがんと向き合って、闘いながら、夫永田和宏や家族と過ごしたすばらしい記録だと思います。読んでいる自分も辛くなります。

  • 永田紅さん

    作者の娘である紅さんの歌に「葦船」で始まる歌があり、買いました。正直うまく評価なんてできません。ちょっと悲しくて一度読んでそれから開いていません。

  • 死と対峙する心の揺らぎ

    著者生前最後の歌集。2005年から2009年の間に詠まれた歌を収める。 2008年7月に癌の転移が見つかる。一首、一首から死と対峙する歌人の心の揺らぎが伝わってきて胸が締めつけられる。 〈歌人として死にゆくよりもこの子らの母親であり君の妻として死ぬ〉 決然としてこう詠う著者は、あとがきで「歌がなければ、たぶん私は病気に負けてしまって、呆然と日々を暮らすしかなかった。」と書く。 収められた歌はこよなく切なく哀しい。が、なんと豊かに充実していることか。 歌は魂を救うと信じたい。

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