日本の文学賞

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流星雨

女流文学賞

流星雨

津村節子

『流星雨』は、津村節子による長編小説。受賞として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。

長編小説文学賞受賞作日本文学

作品情報

津村節子の『流星雨』は、受賞歴とともに読み継がれる長編小説。

幕末から明治へ向かう動乱期を背景にした津村節子の長編小説。時代の変化にさらされる人々を描く。

書籍情報

出版社
岩波書店
発売日
1990-04-24
ページ数
359ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784000024532
ISBN-10
4000024531
価格
149 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

鶴ヶ城陥落,北辺の地斗南への転封とつづく波乱の時代に,一人の会津藩士の娘は何を見,どう生きぬいたか.実在の人物の史料をもとに,歴史の悲劇を問い,「女たちの会津戦争」を描き切った著者初の本格的歴史小説.

レビュー

  • 戊辰戦争の陰で

    主人公の少女・上田あきは、戊辰戦争当時に会津に実在した、内藤ユキという人がモデルになっています。 会津藩の武士の家族として平和に穏やかに暮らしていたあき一家でしたが、戊辰戦争のなかで新政府軍が会津に迫り、否応なく戦乱に巻き込まれていきます。 あき、祖母、母、妹は苦難に満ちた逃避行。 上田家の男たちは、年老いた祖父以外全員戦死。 戦争が終わるも、会津藩への戦後処理で一家は厳寒の斗南(下北半島)に移住することになり、祖母は真冬の長旅の途中、足の怪我がもとで病死。祖父は何とか斗南にたどりつくものの、ほどなく栄養失調で失明し衰弱死。 あきはそんななか、知人から旧会津藩と敵対した薩摩の男性を結婚相手として紹介されます。 あきは心乱れながら、縁組のために母と妹を残して函館に向かいますが...... 戦争の無惨さ、それに翻弄される名もない人々の姿を描いた名作です。

  • 良かったですよ

    面白かったです 戦争は戦う男だけでなく、女性も巻き込まれていきますね

  • 戊辰戦争に敗れた会津藩の女性からみた明治維新

    時代小説の会『時代小説百番勝負』のおすすめ本。 「あき」という会津藩士の娘の物語。女流文学賞受賞作品。 津村節子という作家の名は上記の案内書ではじめて知った。 知ったときには単行本(岩波書店)も文庫本(文藝春秋社)も品切れ・増刷予定なし。 文庫本をAmazonで入手し,あまりの名作に単行本もAmazonで入手。 しかし,会津藩の女性は気の毒だ。青森県の片田舎に流され,さらに北海道へ。 長州藩を恨むはずだ。 そうした逆境のなかを「あき」は生き抜く。 おすすめです。

  • ある少女の体験した会津戊辰戦争の悲劇と、戦後の苦難

    1990年の秋に第29回女流文学賞を受賞したこの作品は、単行本(岩波書店/1990年4月刊)も、文春文庫版も、いずれも残念ながら、絶版となっているのだが、津村節子さんの作品のなかで、最高傑作の一つだと思う。 昨年の大河ドラマ『八重の桜』放映をきっかけに様々な新島八重関連の本、会津の歴史関連の本が出版されたが、この作品こそ、再版されて、より多くの人々に読まれるべきものだったのではないかと、今更ながらに思う。

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