作品情報
父の死をたどる離島への旅が、戦争の記憶と島の暮らしを少年の前に開いていく。
『忘れられた島へ』は、長崎源之助が戦争の記憶を子どもの視点から描いた長編児童文学。特攻隊員の父を失い、母に育てられた少年が鹿児島の離島を訪ねることで、家族の喪失、戦争の傷跡、島に生きる人びとの生活を少しずつ受け止めていく。戦争を遠い出来事としてではなく、家族と土地に残る痛みとして描く作品である。
書籍情報
- 出版社
- 偕成社
- 発売日
- 1980-06-01
- ページ数
- 338ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784037203009
- ISBN-10
- 4037203006
- 価格
- 651 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
特攻機で戦死した父の33回忌を前に、清は父の遺体が流れついたという島を訪ねた。 対象年齢:小学上級から
レビュー
-
多くの方に是非読んで欲しい。
私は昭和47年生まれで、戦争を肌で感じることはない世代です。 私はこの本とは小学六年生の時に初めて図書室で出会いました。何か、もぞもぞと変な感じがしたのを覚えています。私の戦争へのイメージ、特攻隊へのイメージが豹変しました。 たぶん、この本のテーマは「永遠の0」に通じるものだと思います。 是非、戦争を知らない多くの方々に読んでみて欲しい素晴らしい本です。
関連する文学賞
- 野間児童文芸賞 第18回(1980年) ・受賞