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帰らぬオオワシ: 猟師七兵衛の物語 (偕成社文庫 4049)

日本児童文学者協会新人賞

帰らぬオオワシ: 猟師七兵衛の物語 (偕成社文庫 4049)

遠藤公男

猟師七兵衛とオオワシをめぐる動物文学。岩手の自然や人間の暮らしを背景に、野生動物へのまなざしと、猟師の経験に根ざした命の緊張を描く。

動物文学オオワシ猟師自然

作品情報

北国の空を舞う大ワシと、猟師の生の重さが交差する。

『帰らぬオオワシ』は、遠藤公男が聞き取りと自然観察を背景に描いた児童向け動物文学。受賞時表記の『帰らぬ大ワシ』と同一系統の刊行作として確認できる。

書籍情報

出版社
偕成社
発売日
1981-06-01
ページ数
255ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784038504907
ISBN-10
4038504905
価格
990 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

対象年齢:中学生から

レビュー

  • 大人の鑑賞にもお勧めです

    小4の頃に手に入れましたが、傷みがひどくなったので今回代替えしました。 大人の鑑賞にも十分耐えられる作品です。

  • 猟師の悲哀

    1975年に出た単行本を1981年に偕成社文庫化したもの。 著者は岩手で小学校教師をつとめながら、県内の動物の調査、古老や猟師への聞き取りを繰り返し、やがて動物文学作家になった人物。 本書は児童書ではあるが、内容の面白さ、重さは大人をも十分に楽しませるもの。 三陸・船越半島に住む猟師の一生を追いつつ、動物の減少と絶滅の問題に迫っている。背景になっているのは、明治20年代〜1970年頃まで。猟師・七兵衛は、その一生で無数のワシやタカを撃ってきた。少年〜青年時代は名人とうたわれ、疑いを抱くこともなく「害鳥」であるワシを殺し続けた。しかし、ワシは急激に数を減らし、また、規制・保護も厳格になっていく。そのなかで七兵衛自身も自分のやってきたことが本当に正しかったのか、反省を促されることになる。 悲哀に満ちたラストには考えさせられる。 銃の発達、狩猟法の変遷、動物のいなくなる過程など、下調べが厳密。動物と日本人の関係を振り返るのに、価値ある一冊だと思う。

  • 古書の雰囲気

    図書館で使われていた古めかしい本ですが、中身は驚くほどきれいです。単行本よりひとまわり小さくイメージが違いましたがこれはこれで味があります。

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