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夢詣 (角川ホラー文庫)

横溝正史ミステリ&ホラー大賞

夢詣 (角川ホラー文庫)

雨宮酔

精神科医の紙森千里は、「死に至る夢」を見たと訴える患者の相次ぐ不審死に直面する。悪夢は彼女自身にも「感染」し、謎の儀式に参列する夢を見始める。一方、都市伝説〈呪夢〉を追うオカルトライターの伊東壮太は、死亡した同業者のメモ「鍵は夢詣」からある孤島の奇妙な祭祀の存在を知る。二つの調査線が孤島の忌まわしい因習に交差するとき、「死の順番」が迫ってくる。第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉受賞作。受賞時タイトル「夢に棲みつくもの」を改題・改稿して刊行。

ホラー呪い悪夢精神医療民俗学因習孤島オカルト感染

作品情報

その悪夢、見れば、死ぬ――順番が来るまでに、解呪の鍵を探し出せ。

「もうすぐ私が御血をいただける順番です」――死に至る夢を見たと訴えていた女性と老人が突然死し、老人の胃から人外の血液が発見された。精神科医・紙森千里は2人の患者の死後、自身にも悪夢が「感染」したことに気づく。都市伝説〈呪夢〉を追うオカルトライターの伊東壮太は、「鍵は夢詣」というメモから孤島の奇妙な祭祀の存在を知り調査を進める。書店員からの圧倒的支持を受けた第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉受賞作。応募時タイトル「夢に棲みつくもの」を改題・改稿し刊行。

レビュー要約

  • 死に至る夢というホラー設定と、リーダビリティの高い文章が評価されている。読者賞受賞にふさわしい面白さで、感染するごとく広がる呪いの恐怖を丁寧に描いた優等生的な一作との評価が多い。

  • 多くのレビューが集まる好評作。因習ホラーとして高い評価が多い一方、結末のわかりやすさやシンプルさを物足りなく感じる読者もいる。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2025-10-24
ページ数
368ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 1.4 x 15 cm
ISBN-13
9784041167557
ISBN-10
4041167558
価格
968 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品

第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞読者賞受賞作! その悪夢、見れば、死ぬ―― ”順番”が来るまでに、解呪の鍵を探し出せ。 「もうすぐ私が御血をいただける順番です」 “死に至る夢”を見ると訴えていた女性と老人が突然死し、 老人の胃から人外の血液が発見された。 2人の患者の死後、精神科医・紙森千里にも悪夢は「感染」り、 謎の儀式に参列する夢を見る。 一方、都市伝説〈呪夢〉を追うオカルトライターの伊東壮太 は、 死亡した同業者のメモ「鍵は夢詣」からある孤島の奇妙な祭祀の存在を知り――。 書店員からの圧倒的支持を受けた、 第45回横溝正史ミステリ& ホラー大賞〈読者賞〉受賞作。

●雨宮 酔:1992年生まれ。群馬県出身、埼玉県材集。京都大学卒。2025年、「夢に棲みつくもの」で第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞<読者賞>を受賞。

レビュー

  • 早い!

    土曜日到着予定が、今日到着しました! すごく嬉しかったです!

  • 夢にまつわるホラー

    ある夢見たら死ぬ連鎖のお話。特に怖くはないし、ある程度の展開は読めましたが、民俗学要素があって興味深かったのと、仲間がどんどん集結して解決に向かうという展開が面白かったです。 あと文章の上手さが抜群で、ストレスなくサクサク読むことができました。

  • 実体験に近い

    素晴らしい

  • 良い意味でシンプルに怪異を楽しめるスーパーナチュラルホラー

    精神科医の女性とオカルトライターの男性がそれぞれに「見ると死ぬ夢」に関わってしまい、独自にその正体を追って調査していく様が交互に描かれるのが基本構成となるホラー長編です。 同日に同じホラー文庫から発売された澤村伊智『ばくうどの悪夢』の文庫化も夢テーマなのですが、大きな違いはホラー要素の対象です。 澤村作品(を含め最近のホラー作品)では往々にして、人間や社会の現実的な悪・嫌な部分が怪異と絡んで描かれることが多いのですが、この『夢詣』では、「見ると死ぬ夢(とそれをもたらす存在)」に焦点がほぼ絞られているのです。 キャラクターの動機付けや謎解きの伏線のためにちらっとそういう要素が出たりはしますが、そこを書くのに余計な力を入れていないのは明らかです。 どちらが良い悪いということではないですが、人間がろくでもない存在なのはわかっていてフィクションのホラーを楽しみたいんだという気分の時には、こういう作品がありがたいですね。 ただ、クトゥルー神話の影響を色濃く感じさせる作品でもあり、そこが気になる人はいるかもしれません。 作品自体は、クトゥルーものを全く読んでいなくても、読むのになんの問題もありませんが。

  • イア!イア!イア!

    はい、そっち系の話です。 しかしそれも相まって、さらには伏線の雑さ(親切さ)もあり後半の展開の先が見えすぎて興が削がれる…。 前半は結構楽しく読みました。 HPL好きなら神話の一部として楽しめるかもしれません。 …でもジャケットでネタが割れていると言うのも微妙な気がします。 ただの霧の島と鳥居と船でよかったのでは。

  • 読了

    久しぶりにエグぃのに当たりました 夢に出て来ます

  • 楽しみな作家さんが増えた

    『読者賞』を獲ったのも頷ける面白さだった。 正直、最後は物語が終わるのが惜しくて、もっと書き込んで欲しかったな、と思いつつ、でもこれ新人さんのデビュー作だった、と思い直したくらい。 次回作も期待しています!

  • 人では歯向かいもできないなにか

    人の悪意や悍ましいものの集合体が恐れとなったものではなく、むかしむかしから崇められ忌避されていたものが粛々と命を屠ってゆくものが読みたいならおすすめ。 この夢を見たら死ぬ、身近に前例がありそれがひたひたと確実にやってくる、予感する恐怖の描き方は鮮やかだと思ったが、個人的にはあまり怖さを感じなかった。舞台も登場人物も恐れの対象もわたしの身の回りからは離れているからだと思う。 あれかな、ホラー作品って登場人物で作家やライターが出てくる頻度が高すぎると感じる。 ホラーとその謎を追う作家って動かしやすいから相性がいいのは分かるけど、一般人の身の回りではおらん職業だから感情移入しにくくて出てくると「またか〜」と食傷ぎみです。

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