書籍情報
- 出版社
- 角川書店
- 発売日
- 2005-09-22
- ページ数
- 316ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784043800018
- ISBN-10
- 4043800010
- 価格
- 241 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
昭和文学史に名を残す不朽の戦争文学 新聞記者の主人公のもとに一人の青年が訪ねる。投降前に硫黄島の洞窟に埋めた日記をとりにいきたいから、記事にしてほしいという。米軍当局の許可を得、島に渡るが、どういうわけか現地で自殺してししまう。
レビュー
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過渡期のミステリ
読むと、ミステリだなぁという感想を持ちます。思えば菊村さんはミステリ作家ですから、デビューからミステリで勝負していた(しかし、内容は戦争を扱っていてハードだったけど)ということが分かりとてもよかった。一読を勧めます。
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歴史の重み
発刊当時は比較的、リアルに戦争体験が残っていたであろうが、今読むと行間を読んだり、想像力が多少必要になるシチュエーション。 表題作の硫黄島を始め、引き揚げてきた者の回想だが、当時の緊張感や切迫感は充分に伝わる。 ただ、やはりというか全編で重たい…
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独特の緊張感
1957から1958年に発表された短編集で、表題作の「硫黄島」は芥川賞を受賞している。 軍隊生活あるいはそれを引きずった戦後を題材としており、私自身、久しぶりにこの時代の本を手に取った。 「生きること」と「死ぬこと」をテーマにした本は今でも多いが、この本にはそれらに「殺すこと」と「殺されること」が加わり、独特の緊張感が伝わってくる。 が、読後感はというと、その緊張感がずっしりと錘のように引っかかっている。もし小説の中のシチュエーションに自分がいたらどのように行動するか想像することができないでいる。
関連する文学賞
- 芥川龍之介賞 第37回(1957年) ・受賞
- 文學界新人賞 第3回(1957年) ・受賞