作品情報
帰らぬものの気配を、軽やかな口語と暗い抒情で詠む。
『鶴かへらず』は角川短歌叢書として刊行された歌集。KADOKAWA 公式ページで四六判、240ページ、ISBN 9784046217585 と確認できる。
レビュー要約
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口語の入り方が軽やかでありながら、作品全体には過ぎた時間への哀惜が強く残る。晩年の視野から日常の小さな揺れを見つめる歌集として読まれている。
書籍情報
- 出版社
- 角川学芸出版
- 発売日
- 2011-09-27
- ページ数
- 234ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784046217585
- ISBN-10
- 4046217588
- 価格
- 158 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
再びは帰らぬもの。過ぎた時代、過ぎ行きの人、綴られた言葉…。軽く詠う意識から多く入り込んだ口語。しかしその底流にあるものは少しく暗い「鶴かへらず」の抒情。人が惑い時が揺らぐいまを見つめる第二十三歌集。
1928(昭和3)年東京都生まれ。「かりん」主宰。朝日新聞歌壇選者。昭和61年「葡萄唐草」で第20回迢空賞受賞。平成6年「阿古父」で第45回読売文学賞受賞、紫綬褒章受章。平成9年「馬場あき子全集」で毎日芸術賞受賞。平成15年日本芸術院賞受賞。
レビュー
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2016年8月 現代女性歌人展 群馬県立土屋文明記念文学館
#馬場あき子 #短歌 #現代女性歌人展 めでたきは釣り荒磯にかさごなど上げたるときの渾身の愛 金いろにかがやいてゐる大口のかさご海ごと引き寄せるなり 水に棲むみづがねいろの魚の息お祭りとなるまつかな夕日 水仙は韓国(からくに)渡り昼星の白き香りを放つ海辺に 春あらし過ぎし二日をあけぼのの水ことごとく鳥をとどめず 白鳥のあかつき立ちをせんとする水ほのぼのと白く静けく
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