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第20回(1986年) 受賞受賞作: 葡萄唐草
馬場あき子の歌集です。古典への深い呼吸と現代の身体感覚を響かせながら、植物文様を思わせる連なりの中に成熟した抒情を展開します。
古典の呼吸と現代の感覚が、葡萄唐草のように絡み合う。
短歌古典抒情植物文様
馬場あき子
ばば あきこ
Baba Akiko
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1928-01-28 (東京府)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 東京都 → 兵庫県小野市(ゆかり・名誉市民)
経歴
- 職業
- 歌人, 評論家, 能作家, 教育者
- 活動期間
- 1955年〜
- 所属
- 日本芸術院(会員), 歌林の会(歌誌「かりん」主宰)
- 所属団体
- 日本芸術院, 歌林の会(主宰)
- 影響を受けた人物
- 窪田章一郎, 喜多実
- 影響を与えた人物
- 梅内美華子, 今野寿美, 坂井修一, 米川千嘉子, 日高堯子, 松村由利子
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本女子専門学校(現・昭和女子大学) | 国文科 | — | — | 1940年代 - 1948年 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1977 | 現代短歌女流賞 | 桜花伝承 | — | 現代短歌関係団体 | 受賞 |
| 1985 | 川崎市文化賞 | — | — | 川崎市 | 受賞 |
| 1986 | 迢空賞 | 葡萄唐草 | — | 迢空賞選考委員会 | 受賞 |
| 1989 | 詩歌文学館賞 | 月華の節 | — | 詩歌文学館 | 受賞 |
| 1994 | 読売文学賞 | 阿古父 | — | 読売新聞社 | 受賞 |
| 1997 | 斎藤茂吉短歌文学賞 | 飛種 | — | 斎藤茂吉賞選考委員会 | 受賞 |
| 1997 | 毎日芸術賞 | 飛種/馬場あき子全集 | — | 毎日新聞社 | 受賞 |
| 2000 | 朝日賞 | — | — | 朝日新聞社 | 受賞 |
| 2002 | 現代短歌大賞 | 世紀 | — | 現代短歌関係団体 | 受賞 |
| 2003 | 日本芸術院賞 | — | — | 日本芸術院 | 受賞 |
| 2007 | 紫式部文学賞 | 歌説話の世界 | — | 紫式部文学賞運営団体 | 受賞 |
| 2011 | 日本歌人クラブ大賞 | 歌よみの眼/能・よみがえる情念(業績) | — | 日本歌人クラブ | 受賞 |
| 2012 | 前川佐美雄賞 | 鶴かへらず | — | 前川佐美雄賞選考委員会 | 受賞 |
| 1994 | 紫綬褒章 | — | — | 日本政府 | 受章 |
| 2019 | 文化功労者顕彰 | — | — | 文化庁 / 文部科学省 | 顕彰 |
| 2021 | 旭日中綬章 | — | — | 日本政府 | 受章 |
受賞・候補エディション
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第4回(1989年) 受賞受賞作: 月華の節
『月華の節』は、馬場あき子による文学作品。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。
受賞作として読まれてきた『月華の節』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。
受賞作文学作品記憶時代
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第8回(1996年) 受賞受賞作: 飛種
『飛種』は、馬場あき子による齋藤茂吉短歌文学賞の対象作。作品名が示す題材を軸に、人物、時代、場所、記憶の手触りをたどる作品として読める。
飛種という題名のもと、馬場あき子が対象に向き合う姿勢が前面に出る作品。
受賞作齋藤茂吉短歌文学賞人物と時代記憶
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第48回(1998年) 受賞
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第25回(2002年) 受賞受賞作: 世紀
『世紀』は馬場あき子の作品です。2002年の受賞作として、題名が示す人物・場所・出来事を軸に、言葉の手触りと作品世界を読者に開いていきます。
『世紀』は、受賞時に注目された主題と言葉の力を手がかりに読む作品です。
詩歌言葉の響き受賞作
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第59回(2003年) 受賞受賞作: 長年にわたる歌人としての業績
長年にわたる歌人としての業績は、長年にわたる創作・実演・文化的貢献を対象とする受賞理由である。単一の本ではなく、分野を支えてきた継続的な仕事と到達点が評価された。
長年にわたる歌人としての業績は、長年にわたる創作・実演・文化的貢献を対象とする受賞理由である。
業績文化貢献受賞理由
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第17回(2007年) 受賞受賞作: 歌説話の世界
『歌説話の世界』は馬場あき子による文学作品。受賞・候補歴を通じて読者に知られ、人物の感情や時代の空気を物語の中で丁寧に描いている。
馬場あき子『歌説話の世界』。作品の核にある感情と時代の手触りをたどる一作。
文学人間関係記憶社会
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第10回(2012年) 受賞受賞作: 鶴かへらず
馬場あき子の第二十三歌集。過ぎ去った時代や帰らぬ人、日常の口語的な気配を受け止めながら、底流には暗い抒情と老いの時間へのまなざしが流れる。軽やかな語りと深い哀惜が同居する短歌集である。
帰らぬものの気配を、軽やかな口語と暗い抒情で詠む。
234ページ短歌老い喪失日常語抒情
作品
代表作
早笛
1955年 歌集馬場あき子のデビュー歌集。古典的韻律と能の美学を下地にした独自の短歌世界が現れる。
鬼の研究
1971年 評論民俗学や古典に基づく『鬼』の考察。能や伝承に関する深い洞察を含む評論作品。
桜花伝承
1977年 歌集女性の手仕事や伝承を掘り下げる主題を含む歌集。第2回現代短歌女流賞受賞作を含む。
飛種
1996年 歌集長年の作歌の集積としての力作。斎藤茂吉短歌文学賞や毎日芸術賞を受賞した。
世紀
2001年 歌集長年の創作を経た代表作の一つで、第25回現代短歌大賞受賞作。
全著作
- 早笛
- 地下にともる灯
- 無限花序
- 飛花抄
- 桜花伝承
- 雪鬼華麗
- うつぎ丘陵
- 晩花
- 葡萄唐草
- 雪木
- 月華の節
- 南島
- 阿古父
- 暁すばる
- 飛種
- 青椿抄
- 青い夜のことば
- 飛天の道
- 世紀
- 九花
- 太鼓の空間
- 鶴かへらず
- 舟のやうな葉
- あかゑあをゑ
- 記憶の森の時間
- 渾沌の鬱
- あさげゆふげ
作風・主題
- 文体
- 古典的韻律や能の趣を取り入れた表現沈黙と余白を生かす簡潔な表現民俗学的視点を併せ持つ評論的視座
- 頻出モチーフ
- 女手(家事・手仕事)伝承・民俗能・古典自然と季節
評価・遺産
古典や能への深い造詣を背景に、女性の生活史や伝承文化を掘り下げた短歌・評論で高い評価を受ける代表的な現代歌人。歌誌「かりん」を主宰し多くの門下を育て、長年にわたる選者・教育活動により後進への影響も大きい。
関連学会
- 日本芸術院
- 日本歌人クラブ
引用
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「元気なうちに退きたい」
出典: 朝日新聞(退任に関する取材) (2025年)
豆知識
- 朝日歌壇の選者を47年間務め、2025年3月末に退任した。
- 歌誌「かりん」を1978年に創刊・主宰した。
- 『馬場あき子全集』全13巻が三一書房から刊行され、毎日芸術賞を受賞した。
- 文化功労者として顕彰され、令和3年春の叙勲で旭日中綬章を受章した。
- 能の新作制作や能に関する評論活動も行っている。