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庵堂三兄弟の聖職

日本ホラー小説大賞

庵堂三兄弟の聖職

真藤順丈

『庵堂三兄弟の聖職』は真藤順丈による作品で、日本ホラー小説大賞で大賞に選ばれた。角川書店から2008年に刊行された書籍で、受賞作としての位置づけと刊行形態の双方が確認できる。

ホラー怪異身体

作品情報

『庵堂三兄弟の聖職』

『庵堂三兄弟の聖職』は、日本ホラー小説大賞の受賞作として読まれる真藤順丈の作品。刊行情報が確認できるため、受賞履歴から作品へたどれる書籍として扱える。

書籍情報

出版社
角川グループパブリッシング
発売日
2008-10-24
ページ数
319ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784048738934
ISBN-10
4048738933
価格
2380 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

遺体を加工して製品を作り出す「遺工」を家業とする庵堂家。死臭漂う工房に籠もる長男、家業を手伝う汚言症の三男、進路に迷う次男……。新人賞3賞を受賞してデビュー、超大型新人が描くスプラッタ成長ストーリー。

1977年東京都生まれ。2008年「地図男」で第3回ダ・ヴィンチ文学賞(2008年9月刊)、本作で第15回日本ホラー小説大賞大賞、「RANK」でポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、作家デビュー。

レビュー

  • 良い商品が届きました。有難うございます

    良い商品が届きました。有難うございます

  • ホラーじゃない

    読む人をかなり選ぶ作品。 同じ作者の「宝島」が面白かったので、ホラー大賞を受賞したというこの作品も読んでみることにしたのだが、全くホラーじゃないのにホラー大賞とは、これいかに??? どういう選考基準ですか??? ホラーかどうかは別としても、設定があまりにも突拍子もないので現実味がない。故人と離れたくなければ遺骨を手元に置けばいい話で(実際そういう人は少なくないだろう)わざわざ遺体を加工して小物を作ってほしい人がいるとは到底思えない。ススキノ「首切り殺人」の犯人とやってること変わらないじゃん。剥製だったら、まだ少しは理解できる。 ヤクザにしても、残酷なことがしたいなら自分たちでやればいい話。わざわざ金払って部外者にやらせるなんて意味不明過ぎる。 そもそもの設定に現実味がないので、登場人物にも共感しにくい。 終盤手前の展開に至っては、狂っているとしか言いようがなく、読んでいてただただ不快。 内容だけなら☆1つにしたいところだが、文章がなかなかうまくて、最後まで一気に読めたので☆3つ。

  • 静謐な遺体と長兄の奮う職人技があり、そこに末弟の罵詈雑言がまるでラップの様にリズムを添える。

    『サイコ』でその存在を世に知らしめ『悪魔のいけにえ』でカルトなホラー人気を不動のものとした実在した殺人鬼エドワード・ゲイン!何より恐ろしいのはアウシュビッツさながらに殺害した人体を日用品に加工したことではないだろうか?それとは異なりこの物語はエンバーミングといった正規の遺体処理を跳び越えためちゃくちゃな職業設定ではあるがホラーではない!この物語には静謐な遺体と長兄の奮う職人技があり、そこに末弟の罵詈雑言がまるでラップの様にリズムを添える。ある意味人間の物語であると言えるのではないだろうか?

  • ラッパーみたいな男が書いたラップみたいな小説。

    おどろおどろしい設定でありながらヒューマンドラマ。 こう言うのには個人的に弱い。「絶対泣ける!」とか、「全米が泣いた!」って文言があると身構えてしまって、どんな映画や小説でも泣けないけど、予想しない方向から良い話持って来られるとコロッとやられてしまう。 これはホラーでは無い、と言う声が多いが、ホラーとは恐怖を扱う物語であり、「子供や親しい人を失う事」とは誰にでも起こる人生の恐怖であり、そんな普遍的な恐怖と真正面から向き合っている庵堂三兄弟の物語は広義の意味でホラーと言って良いと思う。 文章は何だかラッパーみたいに汚い言葉と韻を踏みたがるなあと思ってフラップの著者の写真みたら、実際ラッパーみたいな容姿だった。 バカヤロウ=俺はお前と繋がってる、とかマジでラップでありそうなセリフ。 (馬鹿にしてる訳ではありません) ホラーはこうでなくてはいけない、という思い込みが無くとにかに変わった本が読みたい人にはうってつけ。

  • 全く怖くない。読むと不快になり、腹が立つ作品

    これがホラー大賞受賞作とは、恐れ入る。それこそホラーだ。 ホラー小説に難しい定義はいらない。 読んで字のごとく、読んでいて怖さが感じられる小説だ。 ところが、本作はまるで怖くない。 確かに、「遺工」という設定は奇想天外だし、現実にあれば恐ろしいだろう。 しかし、本作を読んでも、現実味がまるで感じられない。 しかも、話がなかなか進まないし、毅巳なる人物の言動がいちいち神経に触る。 口汚さが不快この上もなく、ほとほと辟易してくる。 こちらは気が長い方ではないので、半分手前くらいから、斜め読み状態に。 読むだけ時間の無駄、とのレビューに全面的に同意。 時間と金を返せ、と叫びたい。 こんな作品がなぜに大賞? それこそホラーだ、と重ね重ね思う。

  • なんだろう・・・

    死体と一緒に寝てしまい作業台の上で目覚めた長男:正太郎は父親の七回忌で久々に帰ってくる次男:久就を迎えるため<工房>の清掃をすませた後,作業を再開する。正太郎が父親から受け継いだ作業とは死体の解体そして日用品への加工である。長男が作業にいそしむ中駅へ次男:毅巳は久就を迎えに行く・・・ 第15回日本ホラー大賞受賞作品。話自体は面白く読めるが,うーん・・・何なのだろう?怖いというか,何というか,そんな感じはない。確かに非日常な死体加工の場面を描いた場面での正常ままならない精神状態は理解できなくもないが,怖くはない・・・面白いけど,怖くはなかった。

  • 映像作品にしたら魅力がもっと出る作品

    映像作品にしたら魅力がもっと出る作品。 まず全く怖くない。 話がご都合主義で、あまりにも登場人物の関係性に無理がある。次第に明かされていく真実にも突き刺さるものがない。 あと、三男のセリフの度に読みにくくて萎える。

  • 圧倒された

    自分は文庫版を読んだのですが、遺工師という架空でしかもアングラな職業の リアリティにまず驚きました。三人三様で精神的問題を抱える「兄弟」とその 工房の異様な熱気は素晴らしかった。 ホラーであるとか怖いか怖くないか、文体がどうの、プロットがどうの、テー マがどうのこうの……。そういう細かい所が気になる人は、無視してよい作品 でしょう。多少の事件とともに「遺工師」の「非日常的な日常」が繰り広げら れるだけです。 「異界」は得体の知れない怪物が跋扈していないくても、別の意味で「異界」 が表現できるんだと、改めて思いましたね。 全然関係ありませんが、自分も男兄弟が多い上に異父なんですが、やんちゃな 家系ならちょうどこんなモンでしょうね。殴り合いや罵詈雑言、懐かしくなる ほど良く書けていますし、切っても切れない「縁」の雰囲気も素晴らしい。 万一、作者が男児一人で育っていたとしたら驚嘆に値する能力だと思います。

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