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歌集 時祷集 (沃野叢書)

迢空賞

歌集 時祷集 (沃野叢書)

三枝浩樹

三枝浩樹の第6歌集『時禱集』は、長い時間をかけて蓄積された経験、身近な死者への思い、甲州の自然、生活の静けさを、祈りに近い調子で詠み上げる。感情をそのまま吐露するのではなく、経験に寄り添う言葉として短歌を磨き上げた歌集である。

短歌挽歌祈り甲州の自然経験の言葉

作品情報

経験と祈りが静かに重なる、十六年ぶりの第6歌集。

『時禱集』は、角川文化振興財団刊、KADOKAWA発売の歌集で、2018年に第52回迢空賞を受賞した。公式選評では、身近な人の死を悼む歌、甲州の風土、宗教性を帯びた静かな表現が繰り返し言及されている。作者自身も、歌の言葉が感情だけでなく経験に添うようになったと述べ、半世紀余りの作歌の歩みをこの一冊に結実させている。

レビュー要約

  • 選評では、心深い挽歌の多さ、甲州の大きな自然を大きく表現する力、静寂と音楽性が高く評価されている。長い時間的蓄積が重みとなり、生活と死生観を成熟した言葉で支える歌集として読まれている。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2017-03-02
ページ数
356ページ
言語
日本語
サイズ
13.5 x 2.4 x 19.5 cm
ISBN-13
9784048764179
ISBN-10
4048764179
価格
1840 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/詩歌/詩集

うつせみのひかり集めてたまかぎる夕べの色とわれはなりゆく 他者からの影響がどんなに濃いものであっても、やはりわたしはわたしであって、わたしの歌はわたしの歌でしかないのであった。哀しいほどにそうであった。16年ぶり待望の第6歌集。

●三枝 浩樹:1946年甲府市生まれ。高校時代に「沃野」入会、植松壽樹に学ぶ。その後、「反措定」「かりん」「りとむ」の創刊に参画、会員となる。2009年「沃野」に復帰、代表となる。歌集に『朝の歌』『銀の驟雨』『世界に献ずる二百の祈祷』『みどりの揺監』『歩行者』。評論に『八木重吉 たましひのスケッチ』。

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