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彼岸花はきつねのかんざし (学研の新・創作シリーズ)

日本児童文芸家協会賞

彼岸花はきつねのかんざし (学研の新・創作シリーズ)

朽木祥

戦時下の広島で暮らす少女と小さなきつねの交流を描く児童文学。穏やかな日常が原爆によって奪われる痛みを、幻想的な出会いを通して伝える。

広島戦争児童文学

作品情報

『彼岸花はきつねのかんざし』は、朽木祥の持ち味が表れた受賞作である。

戦時下の広島で暮らす少女と小さなきつねの交流を描く児童文学。穏やかな日常が原爆によって奪われる痛みを、幻想的な出会いを通して伝える。

書籍情報

出版社
学研プラス
発売日
2008-01-01
ページ数
175ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784052028960
ISBN-10
4052028961
価格
499 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

也子(かのこ)の前に現れたかわいい子ぎつね。「あたしに化かされたい?」ときかれた也子はとっさに、「ぜんぜん」と答えてしまう。段々とかけがえのない存在になっていく、也子と子ぎつね。だが、あの夏、あの恐ろしい爆弾が落とされた……。

レビュー

  • 彼岸花ときつね

    きつねと女の子の鬼ごっこが楽しく、最後の白い 彼岸花が悲しい余韻を残しました。 いい本ですね。

  • 小さなものへの眼差し

    主人公の女の子・かのこときつねの、ささやかだけれども、かけがえのない、豊かな日常が、静かに、詩情豊かに描き出されます。それが、とても心地よく、心の中が幼い命の輝きに対する愛しさで、いっぱいになります。広島という土地には、そんな愛しい命の連鎖が、無数にあったはず・・。それを一瞬にして断ち切った、原爆という残酷な暴力の恐ろしさが、その静かな文体に見事に浮かび上がります。 この世で、たった一つの、ささやかな小さなものをしっかりと描く眼差しのみが、やはり人の持つ底知れない残虐さに対抗するための、唯一の手段だと思います。この作品は、かのこときつねという、人と、人ならぬものの心のやりとりを通じて、そのささやかで、この上なく大切なものをしっかりと描き出しています。そして、それが失われる悲しみも。 子どもにも、そしてたくさんの大人の方にも読んでいただきたい本です。

  • 心に残るお話

    冒頭のシーンがとても幻想的でした。 ほのぼのとした印象だったので、それだけに後半涙がとまりませんでした。 子どもはもちろん、大人にもぜひぜひ読んでいただきたい作品です。

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