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モモちゃんとアカネちゃんの本(6)アカネちゃんのなみだの海 (児童文学創作シリーズ)

野間児童文芸賞

モモちゃんとアカネちゃんの本(6)アカネちゃんのなみだの海 (児童文学創作シリーズ)

松谷みよ子

アカネちゃんのなみだの海 は、松谷みよ子のアカネちゃんの物語の一冊で、子どもの悲しみや不安を海のイメージに託して描く。家庭のぬくもりと心の揺れを、幼い読者にも届く言葉で包み込む。

児童文学家族感情

作品情報

涙が海になるほどの気持ちを、やさしい物語が受け止める。

アカネちゃんのなみだの海 は、松谷みよ子のアカネちゃんの物語の一冊で、子どもの悲しみや不安を海のイメージに託して描く。家庭のぬくもりと心の揺れを、幼い読者にも届く言葉で包み込む。

レビュー要約

  • 作品の主題や時代背景を丁寧に追う読者に向く。派手な展開よりも、人物の置かれた状況や文章の落ち着いた運びを味わう読み方で評価されている。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
1992-04-07
ページ数
204ページ
言語
日本語
サイズ
15.6 x 2 x 21.8 cm
ISBN-13
9784061335141
ISBN-10
4061335146
価格
1100 JPY
カテゴリ
本/絵本・児童書/読み物/童話・文学

シリーズ最終巻。アカネちゃんはもうじき1年生 アカネちゃんの小さな胸は、ときどき、だれにもいえないさびしさや悲しさでいっぱいになるときがあります。そんなときは、なみだをいっぱい流しながら、つらいことをのりこえ、大きく成長していきます。

東京に生まれる。1948年ごろ坪田譲治先生を知り師事。1951年、『貝になった子供』で第1回児童文学者協会新人賞受賞。1960年に『龍の子太郎』が第1回講談社児童文学新人賞を受賞、出版され、国際アンデルセン賞優良賞そのほか受賞。以来、『ちいさいモモちゃん』で野間児童文芸賞、『モモちゃんとアカネちゃん』で赤い鳥文学賞、『私のアンネ・フランク』で日本児童文学者協会賞を受賞する。そのほかの著書に、赤ちゃんのための絵本、“オバケちゃん”シリーズ、『ふたりのイーダ』をはじめとする平和を希求する“直樹とゆう子”の4部作、『現代民話考』などがある。現在、びわの実学校同人・日本文芸家協会会員・日本民話の会会員。 【画家紹介】 北海道に生まれる。東京芸術大学デザイン科卒業後、フランスに1年間遊学する。絵本に『あかちゃんなんかすててきて』、“だっくんあそぼうよ”シリーズ(サンケイ児童出版文化賞受賞)、『むぎわらぼうし』(絵本にっぽん賞受賞)、『よだかの星』『山のいのち』など、児童図書の仕事では、『マキちゃんのえにっき』(絵と文。野間児童文芸新人賞受賞)、『ひょうのぼんやりおやすみをとる』『緑色の休み時間』『花の館に』などがある。

レビュー

  • こんな展開になっていたなんて

    私自身が子供の頃,この「モモちゃんシリーズ」を買ってもらって,何度も何度も読んでいました。 ところがどういうわけか,私が読んでいたのは「モモちゃんとアカネちゃん」までだったようです。続きが3冊もあったことに気付いて,さっそく購入して読んでみました。 「歩く木」の話などはありましたが,それでもまだまだ童話っぽかった前半分と比べて,こんな展開になるなんて。 他の方もレビューで書いておられる通り,これは「ママ」のお話だったのかもしれませんね。 もし私と同じように「モモちゃんシリーズ」を途中までしか読んでない方がいらしたら,最後まで読んでみてはいかがでしょうか。

  • 母娘ともに引き込まれたように読みました

    「えー、この本でモモちゃんとあかねちゃんのお話は終わりなの?」小学校4年生の娘と同じように、何度読んでも私もこれから先のお話が読めないことに残念な気持ちになります。 この本では両親の離婚、仕事しているシングルマザーとの生活、反戦争、父親の死という普通の絵本では取り上げられない題材が散らばっていますが、モモちゃんとあかねちゃん、そしてママの明るくてひたむきな性格と素朴な語り口で、重くなく、自然に話に引き込まれたように読み続けました。 たぶん同じような絵本は他にないのではないでしょうか。このももちゃんとあかねちゃんのシリーズの絵本に出会えて良かったなとしみじみ思います。

  • ちいさな大河童話のおしまい

    『ちいさいモモちゃん』から始まったこのシリーズも、ついに最終巻です。 エピソードも、おしごとママの悩み、より具体的な反戦(反核)から登校拒否(不登校)まで、より現代的になっています。どれも難しい問題ですが、このお話が、考えるきっかけになるかもしれません。 最後にはとても悲しい事件がありますが、みんなの心はつながっているから、けっして不幸ではありません。ぜひ1巻目から、それが無理でも『ちいさいアカネちゃん』から、続けて読んでほしいと思います。 最後の一章は、この物語の主人公は、やはりママ自身であったのかもしれないと感じさせられます。

  • 大人も楽しめる。

    私は小さい頃からこのシリーズが好きで、大人になって改めて集めました。このお話はママと別れたパパの死の話が出てきます。別れる時にママと話したおばあさんがこの巻にも出て来て、アカネちゃんにパパはあるく木でママは育つ木なのだ。と話します。私自身も離婚をしていて、小さい頃には分からなかった話に今は理解でき、(だったら私と元旦那はどんな木だったのかしら)と考えを巡らせています。

  • 小さい時から引きずっていたものが完結した

    いつか、続きを読みたいと思っていたモモちゃんとアカネちゃんシリーズ。当時4巻まででした。大きくなってそれが6巻で完結し、しかも松谷先生の実話をもとにしていらっしゃると知って、一気に読みました。モモちゃんとアカネちゃんを自分の子供、お母さんを自分に重ね合わせてしまいます。子育てに悩みはつきもので、お母さんに共感し、涙なしには読めません。小さい頃に途中まで読んだシリーズが大きく実を結び、成長したモモちゃんとアカネちゃんを見られて大満足です。

  • 結婚する人へのプレゼントに最適

    家庭を持つこと、子供のいる家庭、男女の考え方の違い、離婚・・・ 子供の話しかける言葉ではあるものの、ここまで内容の濃い児童書は無いと思います。結婚は平坦なことばかりではなく、様々な場面を迎えます。その中で振り回されたり、犠牲になる子供がいる、ということを 現在の親はどれだけ感じているのでしょうか。自分への戒めとしても意味がありました。我が子が結婚するときにも、持たせてあげたいと思います。

  • 長年の謎が解けます。

    この本はシリーズの最終章ですが、ここでモモちゃんたち姉妹とパパの関係がさらに理解できます。悲しいお話ですが、これを読まないとやはりお話は完結しません。でも、読み終わった後も、モモちゃんたちの育っていく姿が想像できるすばらしい作品です。ぜひ子供の頃に読んだ方も、読み直してほしいです。また新しい発見があります。

  • 大人になってからも読み続けられるお話。

    大好きなモモちゃんとアカネちゃんシリーズ。 すべてが出揃うまでに20年。 最初から最後まで読み応えがあります。 特にこの最終作の中に収められている モモちゃんとアカネちゃんがパパと悲しいお別れをする話は 子どもにも分かる言葉で、お別れの悲しさ、辛さをきちんと書いていて 読みながら、そして読み終わった後も思い返すだけで涙が出てきます。

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