作品情報
止まった時間の館で、過去の悲劇が新たな殺意として鳴り出す。
綾辻行人の館シリーズを代表する長編の一つ。閉ざされた館、連続する死、終盤の大胆な反転が結びつき、読者に大きな驚きを与える構成になっている。
レビュー要約
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作品の背景と構成を丁寧に追う読者から支持されている。主題の重さに対し、叙述の落ち着きと人物の輪郭が読みどころとして受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1995-06-01
- ページ数
- 625ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784061857063
- ISBN-10
- 4061857061
- 価格
- 490 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
待望久しい「館」シリ-ズ五作目遂に登場!多くの死者の想いがこもる時計館。訪れた9人の男女を無差別殺人が待ち受ける。悪夢の三日間が過ぎ生き残る者はいるか。悽愴絢爛なクライマックスの本格ミステリ
レビュー
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文庫で2冊注文が面倒で
こっちにしました。改訂版じゃないけど、物語そのものは変わらんでしょうから。 相変わらずのやめられない止まらないで、文庫2冊分(しかも厚めの)の内容量にも関わらず 危うく一晩で読み終えるところでした。会社の休憩時間の読書用にとっておかないと・・・で、最終章でとめた。 《やや不満に感じたとこ》 ・殺し方がワンパターン アレで殴るだけだし(アレ使う深い意味はあったんだけど)。 十角館はバリエーションあって良かったよなーとか懐古。 ・だいたいの犯人は中盤で絞れる 仲間の誰かが・・・なんて注意はらうべきデリケートな描写なし(と思いきや)。 ・かなり終盤、こいつかあいつかのどっちかだろうってところで・・・ 「え、まだ返しあるの?」もういいよ、どんでん返しゃいいってもんじゃないだろ? あの少年が★ってだけでも十分な物語だよ・・・ と思いつつ最後読み進めて行ったら・・・ちと想像を絶する大仕掛。 注意払って読むべきは、作中の時刻に関する記述でちた・・・。 塔の大仕掛に関しては、感動すら覚えた。 色々あったけど、これで全部許す!とか。 結局何が物足りなかったかと言うと、真犯人の人物造形かな・・・。 もっと魅力的な人物に書けていたら良かったのに・・・ってことに尽きます。 あの機器のせいで、何かずっとおばぁちゃん?のイメージで読んでたし。 因みに、執拗なあの機器の描写、これはなんか通信機の類?とは疑ってました。
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「霧越亭殺人事件」と好一対
同時期に書かれた「霧越亭殺人事件」とおそらく意図的に一部のキャラクターをダブらせているように思いました。 また、どちらの作品も人工的に構築された物語空間を舞台にしたミステリですが、最後の場面に描かれる館の姿の対照的な点など、両作品を併せて読むと読者の印象もまた変わってくるかと思います。 本書で使われる大トリックは、ミステリを読みなれた人なら道具立てをみて予想が容易くできる範囲かと思いますが、人物の出し入れの巧みと構成の妙で、それでもページをめくらせるリーダビリティを持っていると思います。
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久しぶりの綾辻さん
綾辻さんの館シリーズが大好きで、こちらは一度途中まで読んだ事はあったのですが、断念してしまい10年ぶり位に読みました。 十角館から始まり、毎回驚かされてたので今回も期待していたのですが、綾辻さんから離れていた間に色んなミステリーを読み免疫が出来てしまったのか、この作品自体があまり凝っていないのかはわかりませんが、犯人の見当は早い段階でついてしまい、その他の部分でも予想がついた部分が多くとても残念でした…。 私がミステリーを読む上で醍醐味としてるのが意外な人物が犯人だったという驚きを味わう事なので、読みながらあえて推理する事もしないのですが、なんとなくこの人かな?って思いながら読み進めた結果予想外の人物だったっていう事がほとんどなのに、今回はドンピシャすぎて悲しくなりました…。 それでもトリックや動機は目から鱗で最後まで飽きずに読めたので、さすが綾辻さんだなと思いますが、これから先、昔のような驚きを味わう事はもう出来ないのかもしれないと思うとすごく寂しいです。
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"時間"を忘れて一気読みする
綾辻作品は最近知って、時計館が3作品目。 時計、時間というテーマでトリックや伏線が精密に作りこまれており、 上下巻にも関わらず先が気になって一気に読んだ。 時間というものは非常に主観的で、あってないようなもの。 この作品を通じて、夢中になるとこんなに時間が流れるのが早いのか、ということも体感できた。 そんなことまでメッセージが込められてたら…とか思ってしまった。
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わかりそうでわからない絶妙なトリック
「日本推理作家協会賞」をとった綾辻の代表作。受賞に恥じない素晴らしい作品。 様々なところに伏線がはってあり、トリックが今にもわかりそうな気がしながら、読んでいたのですが、結局最後はそうきましたかって感じです。 長編ですがあまり長さを感じさせない文章力はさすがです。 「十角館」の次にお勧めする傑作ですよ。
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期待が外れて…
前作が館シリーズとしては変化球で、不満が残る作品でしたので、今作はレビュー評価も良かったので期待して読みました。 【良い点】 ○文章が読みやすく、続きが気になる構成になっている。 ○館の雰囲気が◎ ○ボリューム 【悪い点】 ○あまりに短時間に殺害され過ぎている印象 ○伏線が丁寧に示されているので、トリックと犯人に気づき易い ○散文詩の真相 ○相変わらずの秘密の抜け穴 綾辻作品のどんでん返し作品という触れ込みに惹かれて読み始めた館シリーズ、期待していた分今作はエピローグに向かってリアリティが感じられなくなってしまったのが残念でした。 また不思議な館とはいえ、毎度秘密の抜け穴が登場するのは、お約束とは言っても面白味を削がれてしまいます。 館シリーズはこれで卒業かもしれません。
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始まりであり究極
とあることがきっかけになって 急に本を読みだして じゃあ何を読もうと思って調べてて 最初に目についた作品です。 理由は 評価がよかったのと 個人的に時計が好きていう単純な理由でした。 ただ、この作品はシリーズものの第5作ということで じゃあシリーズ最初から読もうということで 出会ったのが、かの「十角館の殺人」。 そのあと 「緋色の囁き」に寄り道して 「十角館」の衝撃と合わせて あっさり綾辻行人さんのファンになってしまい 館シリーズを読み進め、「迷路館」にしてやられたりしたところで やっとこの作品に辿り着きました。 そういうんで 期待値的にもうMAXの状態だったと思うんですが・・ 読んでみたら なんかもうそんな期待値すら上回りました。 おもしろくて面白くて読む手が止まらず・・ 決して読むのは速いほうではないというのに 結局、このそれなりに厚い本を休日一日で読んでしまいました。 ホラー作家でもあられる綾辻さん作品独特の緊張感・空気感に けっこう速くて飽きさせない物語の展開。 そうして一発でいろんなことを覆してくれるトリック。 とにかく圧倒的に面白い作品です。 推理小説が好きな人もそうでない人も とりあえず読んでみていただきたい作品です。 当然 まずは「十角館の殺人」から。
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面白かった
面白かったです。
関連する文学賞
- 日本推理作家協会賞 第45回(1992年) ・受賞