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江戸川乱歩推理文庫 51

日本推理作家協会賞

江戸川乱歩推理文庫 51

江戸川乱歩

『幻影城』は、江戸川乱歩による探偵小説評論集。探偵小説の定義、ジャンルの分類、倒叙形式、英米ミステリの動向、エドガー・アラン・ポー論、一般文壇との関係、怪談論などを扱い、創作者である乱歩が批評家・収集家としての知見を注いだ。第5回探偵作家クラブ賞を受けた、戦後日本のミステリ評論を代表する一冊である。

探偵小説論ミステリ史ジャンル分類英米探偵小説怪談

作品情報

乱歩が探偵小説の歴史、形式、魅力を批評の言葉で築いた評論集。

創作で探偵小説を広げた乱歩が、批評の側から同じジャンルを見直す作品である。作品論、作家論、形式論、海外事情が一冊の中で交差し、探偵小説が娯楽だけでなく、構造や読者心理をめぐる知的なジャンルであることを示している。乱歩自身の読書経験と収集癖が文章の密度を支え、日本のミステリが自分自身の歴史を考えるための足場になっている。

レビュー要約

  • 探偵小説評論集として、探偵小説の定義、一般文壇との関係、怪談入門などを含む作品群と紹介されている。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
1987-11-01
ページ数
498ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784061952515
ISBN-10
406195251X
価格
33 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/評論・文学研究/日本文学研究

幻影城

レビュー

  • 黎明期

    講談社から出た「江戸川乱歩推理文庫」の51巻。 もともとは昭和26年に岩谷書店から発行されたもの。乱歩の推理小説論や欧米作品の批評、日本の推理雑誌一覧などが収められている。「一人の芭蕉の問題」など、シリーズの他の巻に入った文章は割愛されている。 読んで面白いものではない。当時の読者にとっては目新しかったかも知れないが、いまの推理小説ファンには常識的な話ばかり。特に欧米作品・批評の紹介は、読んでいてちょっと飽きてくる。 しかし、こんな早い時期に、海外の作品をこれだけ読み漁っていたというのは凄い。しかも、評価が的確で鋭い。さすが乱歩と感心させられた。乱歩の捜索、日本の推理小説史を考えるに、けっして見落とすことの出来ない一冊だろうと思う。

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