作品情報
さりげない筆致の奥で、家族と生の痛みが深く響く短篇集。
講談社文芸文庫版は十六篇を収録し、野間文芸賞受賞作として紹介される。村や家族の記憶をめぐる静かな語りが、読後に強い余韻を残す。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1989-02-01
- ページ数
- 301ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784061960398
- ISBN-10
- 4061960393
- 価格
- 1671 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
うわべは優雅な村人であった亡父の形見の6連発拳銃。母の心臓に、雷に打たれたようにある6つの小さい深い穴。さりげない筆致と深く暖かな語りのうちに、生きることへの声援をおくる三浦哲郎の鮮やかな短篇連作の世界。野間文芸賞受賞。
レビュー
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珠玉の短編集
拳銃に込められた父の人生は何だったのか。人の命を奪うものでなく、自分の生をつなぎとめるお守りとしての拳銃。言葉だけで飾ることのできない懊悩があったのだろう。作者の物語の全てがここから始まった気がする。
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さほど評価できません
前評判の良さに惹かれて読んで見たが、「拳銃」は、言わば梶井基次郎の「檸檬」であり、目新しさはなかった。また「シュークリーム」は、一口噺であり、小人の説としての小説であると言われれば、そうであると頷く他はないほどのものである。
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入荷予定日に無事届きました。
三浦哲郎の短編は読んでいて、心が温かくなるような気持ちにさせてくれる作品が多いですね。 今回注文していた「拳銃と十五の短編」は最初、2年前に鹿児島県薩摩川内市に住んでいた時にAmazonで買い求めていてお気に入りの短編集でした。2023年2月にさいたま市に転居してきてから、「拳銃と十五の短編」の文庫を転居先のケアハウスに持ってくるのを忘れていた為、再度注文して取り寄せた次第です。 冒頭から2作目の短編「シュークリーム」年老いた母親が死の間際に発したことばが、たいへん心を打つ命をテーマにした優れた作品ですね。
関連する文学賞
- 野間文芸賞 第29回(1976年) ・受賞