作品情報
狩猟と酒と友人たちの時間が、軽やかな文章の中で泡立つ。
講談社から1991年に刊行されたエッセイ集。狩猟を題材にしながら、対象への距離感と人物観察の面白さで読ませる。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1991-05-01
- ページ数
- 238ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062052016
- ISBN-10
- 4062052016
- 価格
- 1200 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/エッセー・随筆/日本のエッセー・随筆/近現代の作品
第7回(1991年) 講談社エッセイ賞受賞
レビュー
-
古き良き狩猟文化
「さあ行こう」。著者は銃を組み立てながら、万感の思いで愛犬に言う。川のせせらぎを聞きながら冬の野山を歩き、手ぶらで帰ってもそれも猟。古き良き狩猟文化は優雅である。いつもながらの著者のユーモアも楽しいが、すでに天国へ行ってしまった愛犬達への想いが胸を打つ。
-
今となっては
狩猟なんて、今はできないこと(ところ)だらけだけど、昔の武蔵野が少し頭に浮かびました。おもしろかった。
-
大好きです!
伊藤礼さんの本はどれもほんとに面白い。軽妙洒脱とはまさに彼の本にぴったりです。これは狩猟がテーマなので、ちょっと狙われた生き物達が可哀想ですが、本としては楽しめました。もっと沢山の本が出ていればいいのにと残念です。
-
狸ビール購入にあたり
出品者様へまずは迅速に対応していただき大変良かったです。 本の内容は一昔前の狩猟の古きよき時代の話ですが。 県境での対応、雉、コジュケイの習性等については勉強になりました。 狩猟をやっている人は一読の価値ありと考えます。
-
<愛するがゆえに鳥を食らう>
著者は、チャタレイ裁判で有名な伊藤整氏の息子である。 といってももう還暦過ぎたおじいちゃんだが。 全編これ、鳥撃ちと犬の話。 下手な自然保護のお題目を百篇聞かされるよりも、これを読めば野鳥を守ろうという気になる。 とはいえ、鳥撃ちはやる、狸は殴り殺して食いまくる、ビールは飲みまくる、われら人間のあさましさよ。 それでいて、少しも凄惨さはなく、かすかに上品なユーモアと悲しみが漂う名文である。 これもまた「知られざる」名エッセイと言えよう。
-
面白くない
1990年ころの本だが、伊藤整の息子がエッセイ集を出したというので話題になり、講談社エッセイ賞もとったが、いざ読んでみると面白くないのでみな困ったという本である。ほぼ狩猟の話だが、本業の英文学もちゃんとやってほしかったのだ。
関連する文学賞
- 講談社エッセイ賞 第7回(1991年) ・受賞