作品情報
路傍の石文学賞で注目された、森絵都の個性がうかがえる作品。
『アーモンド入りチョコレートのワルツ』は、路傍の石文学賞の受賞作として知られる作品である。文学賞の領域で読まれ、題名が示す世界や問題意識を通じて、作者の表現の特徴に触れられる。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1996-10-18
- ページ数
- 230ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13.8 x 1.8 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784062083751
- ISBN-10
- 4062083752
- 価格
- 242 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/日本文学研究
いつ、終わってしまったんだろう? 絵空事みたいにしあわせだった子供の時間。 3つのピアノ曲からうまれでた 物語のワルツ。 13歳・14歳・15歳――。季節はふいに終わり、もう2度とはじまらない。シューマン<子供の情景>/バッハ<ゴルドベルク変奏曲>/サティ<童話音楽の献立表(メニュー)>3つのピアノ曲の調べから、きらめくような「あのころ」に語りかける3つの物語がうまれた……。 一時期、とてもひまで、時間だけがたっぷりとあり、その時間を有効につかおうという気分でもなく、ただ下手なピアノばかり弾いて暮らしていたことがあります。ピアノにはじまりピアノに終わり、明日もピアノだと思いながら眠るような毎日でした。 そうした日々のなかでふと、ピアノにちなんだものが書けたらどんなに楽しいだろう、と思いたったのがこの本のはじまりです。……(中略)… 結果はごらんのとおり、「3つのピアノ曲をもとにした3つの物語」となりました。――「あとがき」から
レビュー
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一気に読みました!
森絵都さんは大好きな作家さんで、言葉の使い方が読み手にすんなり入ってくるので直ぐに引き込まれその世界感に入ります。 どのお話も もっともっと読んでいたかったくらいでした。 そしてサティの「金の粉」を聴いてみようと思います。
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永遠の一瞬
総ページ数200前後の短編集。3作からなり、それぞれ70,50,100ページ前後。 個人的には真ん中の「彼女のアリア」がお気に入り。 変化をテーマにしながら永遠の一瞬を感じさせる作者の手腕にただ感激。
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初めて買った森絵都さんの本。
いま、一番好きな森絵都さんの本のなかで初めて買った本です。 文体がとにかくすばらしくて、ストーリーも秀逸です。 僕はこの本を読んで、もっと森さんの本を読みたいと思いました。 出会えてよかった本です。
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良き
普通かな
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子供の目線と大人の目線・その境界線とは?
もし、この本をあえて一言であらわすとしたなら 「せつなさ」 だと思います。 大人とは違う、少年少女の胸の内。 この本を読んで、今ではすっかり大人になったけれど、かつて「少女」だった頃の自分を思い出しました。 多感で傷つきやすかった少女だった頃の自分と、登場人物が重なって涙がこぼれることも…。 傷つきやすかったかもしれないけれど、すごく真っ直ぐに物事を見つめていた頃は、今よりも毎日がキラキラしていたかもしれません。 大人になる段階で、どれだけ大切なものをなくして、見失ってしまったんだろう…。 この森絵都さんの作品は「あの日の自分」へタイムスリップさせてくれます。 作品のタイトルはすべてクラシック音楽です。 音楽を知らなくても十分作品を楽しめますが、もし、その音楽を聴いたり、知っているなら、この作品の持つ世界観がさらに広がると思います。
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中学生が読むにはいい内容。
中学生が読むにはいい内容だと思います。クラッシックミュージックにも興味を持てるかもしれないです。
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小学生の子供が
小学生の子供が図書館で借りてきて、気に入ってほしいといわれ購入しました。
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大人になってから読むと、一段と素敵。
多感な年頃の男のコたちの切ないけれど、きらきらした夏の物語。 あたたかくて淡い、可愛いちいさな恋の物語。 素敵な人たちと夢のような時間を過ごす物語。 3篇からなる作品。どの物語もとても素敵でこころに響きます。 思春期特有の気持ちが。とても繊細かつ巧みに描かれていて その頃の自分を懐かしく重ね合わせてしまいました。 どの物語にも、素敵なクラシックが美しく溶け込んでいて 良い雰囲気を生み出しています。 3篇とも凄くお気に入りで、だいすきだけれど・・・ ひとつを選ぶとするならば、3篇目かな・・・ 素敵な洋館に住むピアノの先生、絹子さんがとても魅力的。 ピアノレッスンでの夢のように煌く素敵な世界と、 現実の冷静な世界が上手く融合していて素晴らしいです。 サティを聴きたくなってしまいます♪
関連する文学賞
- 路傍の石文学賞 第20回(1998年) ・受賞