日本の文学賞

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皿と紙ひこうき

日本児童文学者協会賞

皿と紙ひこうき

石井睦美

陶芸家の集落で育った高校生・由香の日常は、東京から来た転校生をめぐる噂で揺れ始める。変わらない土地の時間と、思春期の心の変化が、紙ひこうきのような不確かな兆しを通して描かれる。

思春期陶芸の集落転校生家族と土地児童文学

作品情報

変わらない皿山で、少女の心だけが少しずつ動き出す。

講談社から 2010 年に単行本として刊行され、のち講談社文庫版も出た。公式ページで単行本 ISBN 9784062163330 と文庫版 ISBN 9784062778404 を確認。

レビュー要約

  • 土地の空気や方言、思春期の揺れを丁寧に描く静かな作品として評価されている。一方で、物語の余白を多く残すため、明確な解決を求める読者には淡く感じられることもある。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2010-06-01
ページ数
223ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784062163330
ISBN-10
4062163330
価格
2400 JPY
カテゴリ
本/文学・評論

ずっと変わらないものに囲まれて少しずつ変わっていく、わたし 陶芸家の小さな集落で育った高校1年生、由香。東京から来た、かっこいいけど無口な転校生と、心は通うのか―― 後ろを見る。もう見えない。でも、見間違いのはずはない。たしかにあれは紙ひこうきだった。からだを後ろに向け、大事な落とし物をしてしまったみたいな気持ちで捜した。見えない紙ひこうき。バスは走り続け、紙ひこうきを見た場所からどんどん遠ざかっていった。いったい誰が飛ばしたのだろう。あんなところで。

レビュー

  • 穏やかで力強い風景

    派手なストーリー展開は無いけれど、丁寧に磨かれた一行一行に説得力があります。 何だか今日はくたびれちゃったな、という時にまた読み返そうと思います。

  • 心温まる青春の1ページ

    主人公の何気ない日常から主人公が愛されて健やかに成長している様子が感じられ応援したくなります。また熊本弁?が可愛いです。ふだん新書しか読みませんが、偶然手に取ったこの本で心が温かくウキウキとなりまた頑張ろうという気持ちになりました。

  • 陶芸家の集落で育つ少女

    陶芸家の集落で育つ少女という設定がちょっと変わってますね。 …うーん、なんだかあまりピンときませんでした。 孤高の転校生と主人公の関係が気になります。

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