書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2014-08-06
- ページ数
- 334ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062190947
- ISBN-10
- 406219094X
- 価格
- 1300 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。27年間、兄だと信じていた男は偽者なのではないか――。全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う。有栖川有栖氏が「絶対評価でA」と絶賛した第60回江戸川乱歩賞受賞作! 「週刊文春2014ミステリーベスト10」国内部門 第2位 「このミステリーがすごい!2015年版」国内編 第3位 歴代の江戸川乱歩賞受賞作で両ランキングのベスト3に入ったのは史上初の快挙! 村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。 27年間、兄だと信じていた男は偽者なのではないか――。 全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う。 選考委員の有栖川有栖氏が「絶対評価でA」と絶賛し、選考会では満場一致で受賞が決定。 第60回を迎える記念の年にふさわしい、江戸川乱歩賞受賞作!
下村敦史(しもむら・あつし) 1981年京都府生まれ。99年に高校を自主退学し、同年、大学入学資格検定合格。2006年より江戸川乱歩賞に毎年応募し、第53回、第54回、第57回、第58回の最終候補に残る。2014年に9回目の応募となる本作で第60回江戸川乱歩賞を受賞。
レビュー
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面白い
とても面白かったです。引き込まれました。
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私はタイトルを敢えて評価
普段、本など殆んど読まない人間だが某ラジオ番組の絶賛を受けて購読。 光を失った人間の苦悩や、日々工夫して生きる様を見事に表現していたと思います。 点字が謎を解く重要なキーを担っていますが、盲目の方の多くが点字を読むことが出来ない事実を始めて知りました。 多くの伏線が序盤から張られいるが、破綻なく最後に回収するストーリーは見事です。 委員の方々はタイトルが内容を語り過ぎているという評価なのですが、この程度のヒントがあっても全く問題ないと思います。 私は、古典のまだらの紐のみ推理出来た人でしたから… 読後に清々しい気分になれました。 星5つ。
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最後が惜しい
終盤までの完成度はすごく高い この物語の最後はどんな結末になるのかワクワクさせられた だが最後は本格ミステリのような大どんでん返しもなく 小粒なサプライズで終ってしまった なんだ、これだけか・・・とガッカリした読者もいるでしょう ミステリ初心者なら感動できると思います
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面白い本
本屋に探してもないので、アマゾンにお願いしました。ありがとうございました。。 今、読書中です。面白いです。
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真実に唖然とした
ヨビノリたくみさんがおすすめしていて、読みました。 僕は、満州で避難民収容所に入れられた日本人の事も、その子供達である中国残留孤児たちの事も何にも知らないで生きてきました。 自分が生まれる前の4,50年前の話しなのに。 その苦難は、読んでいてとても辛かったけれど、それ以上に、兄の真相が知りたくて読むことができました。 兄は兄でないのか、それが知りたくて読み進めていたら、まさかの真実。唖然としました。 読後の僕にあったのは、この本を読んで本当に良かったという満足感のみです。
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つらい真実と家族の温かさ
中国残留孤児が日本に帰国しても言葉の問題などで苦労してきたことはニュースで知っていましたが、小説で描かれることで日本政府の不誠実さが改めて浮き彫りになりました。作品は主人公や兄の未来を明るい方向に導いているようですが、残留孤児のつらさは中学・高校で教えられるべきだと思います。
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乱歩賞作品久々ヒット!
盲目な主人公の視点から描かれているが故に、こちらも暗闇の中でのストーリー展開となるため、誰といるのか、誰と話しているのか、どこにいるのか、なぜそうなるのか?。盲目と言う設定がより一層の緊張感を演出してくれます。
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戦争中の満州での生活、中国残留孤児のこと、点字や盲人の暮らしなどがよく調べて書かれている
主人公、村上和久は途中から全盲になり、世をすねて独り暮らし。透析で苦しんでいる孫のために、田舎の兄に腎臓の検査を頼みに行く。兄は中国残留孤児。検査を拒否する態度をみて、思いやり深かった兄が変わったと感じ、もしかすると他人がなりすましているのではと疑い始める…主人公のまわりがみんな信じられなくて、暗い気分になるが、最後に、みんなが主人公の身を案じ、思いやり、かばってくれていたことがわかる。ある人物の出現により、腎移植も成功して見事にハッピーエンドを迎える。戦争中の満州のこと、中国残留孤児のこと、盲人の日常生活のことなどよく調べて書いたものだと思う。
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