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ラブリィ!

日本児童文学者協会新人賞

ラブリィ!

吉田桃子

『ラブリィ!』は、吉田桃子による児童文学。新しい学校生活の中で自分らしさを探す少女の揺れを描き、友だち、家族、恋愛への憧れ、自己肯定感を軽やかな語りで扱う。児童文学新人賞の受賞作として、同世代の読者に近い感情をすくい上げた作品である。

児童文学思春期自己肯定感友情家族

作品情報

かわいさに憧れながら、自分の輪郭を見つけていく少女の物語。

講談社刊。少女の視点から、かわいくなりたい気持ちや周囲との関係を描く児童文学作品。受賞対象は単行本『ラブリィ!』で、Amazon JP・出版社公式・書誌情報から ISBN 9784062206020 を確認し、日本の紙書籍の原則に従い ISBN-10 と ASIN を相互補完した。

レビュー要約

  • 紹介文では、主人公の等身大の悩みと、前向きに変わっていく気持ちが軸として示されている。明るい語り口で読者を引き込む作品として受け止められる。

  • 講談社の作品紹介では、少女の学校生活と家族関係が重なりながら進む成長物語として整理されている。読者に近い感情を扱う点が強みである。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2017-06-21
ページ数
234ページ
言語
日本語
サイズ
13.4 x 2.3 x 19.4 cm
ISBN-13
9784062206020
ISBN-10
4062206021
価格
1430 JPY
カテゴリ
本/絵本・児童書/読み物

第57回児童文学新人賞を文句なしの評価で受賞した注目作。誰もが気になる「見た目」という普遍的なテーマに挑戦した作品です。主人公は中2の男子、拓郎。自分で撮影した映画の主人公・涼子はみんなからブスと言われているが、拓郎は不思議な魅力を感じている。その魅力はいったい何なのか? 人間はなぜそんなに見た目を気にするのか? そんな疑問の答えを探しながら過ごす日常が、拓郎の語り口調でユーモラスに描かれます。 第57回児童文学新人賞を文句なしの評価で受賞した注目作です。 思春期であれば特に、誰もが気になる「見た目」。その普遍的なテーマに挑戦した作品です。 主人公は中2の男子、拓郎。自分で撮影した映画の主人公・涼子はみんなからブスと言われているが、拓郎は不思議な魅力を感じている。その魅力はいったい何なのか? 人間はなぜそんなに見た目を気にするのか? そんな疑問の答えを探しながら過ごす日常が、拓郎の語り口調でユーモラスに描かれます。 【選考委員の選評より】 ・テンポのいい文章で、多彩な登場人物が登場し、コミカルに時にシリアスに、「容姿」のことを多方面から考えさせてくれる良作。(小林深雪先生) ・思春期はもちろんのこと、もってうまれた容貌は誰もが気になるところ。そこに直球で焦点を当ててテーマとして取り組んだ点にまず「おっ」となり、主人公の拓郎が不器用ながらも「いいやつ」なのも好感を抱いた。(那須田淳先生) ・人は見た目にあらず、というわかりやすいテーマが、ユーモアたっぷりに描かれ、最後までたのしく読めました。登場人物も魅力的で、それぞれがしっかり書き分けられているのにも感心しました。(茂市久美子先生) 【あらすじ】 中学2年生の井出拓郎は、学校で親友の榎木慎と映画研究会を立ち上げている。拓郎の撮った映画がコンクールで賞をとるが、審査員の講評には「主演の女子がいい味を出している」ということが書かれてあった。主演の女子は、同じクラスの田沼涼子。学校で涼子はブスだとバカにされている。そんな涼子を主役にしたいとは周りに言えず、拓郎はそれを隠して映画を撮ったのだった。みんなからは容姿をからかわれている涼子だが、拓郎は彼女に特別な魅力を感じている。果たして、これは、ただの興味か、恋心なのか。 拓郎は、なぜ世の中の人間は見た目について「きれい」と「そうでない」とを区別したがるのか、なぜ見た目がよいとチヤホヤされるのか気になって仕方がない。あるとき、拓郎は夢のなかで涼子に「世の中は見た目じゃない、中身だ」と宣言する。自分と同じ年頃の子、毛髪が薄いことを気にしている叔父、イケメンの親友の意外な過去、テレビのなかで注目される美魔女や美しすぎる○○といったことから、拓郎は、見た目について、毎日、考えるのだった。

1982年生まれ。福島県郡山市在住。日本児童教育専門学校絵本童話科を卒業。2015年、第32回福島正実記念SF童話賞で佳作を受賞。2016年、第2回小学館ジュニア文庫小説賞で金賞を受賞し、『お悩み解決! ズバッと同盟』(小学館ジュニア文庫)として刊行される。2016年、本作「ラブリィ!」で、第57回講談社児童文学新人賞を受賞。

レビュー

  • 人は「見た目」だけでは分からない

    児童文学賞を受賞した作品。 人は「見た目」なのだろうか? なんで「見た目」で差を付けるのか? 現役の中学生も、中学生を経験した世代にも、考えさせられる一冊。 イジメの側が酷いと感じるのは、その人がそのような行為を無意識にせよ行っていたからだろう。

  • 装幀がまず失敗!

    書店で、この装幀で、買う気が起きるだろうか。 びっくりのセンス無しの装幀に、これじゃ、作家もお気の毒。 で、読んで見ると、内容も期待はずれ。 この作品が講談社の新人賞とは思えない。 選考委員が3人だそうだが、以前のように7人にした方がいいのではないだろうか。

  • 迷うなら読んでみよう♪

    商品を購入する際、レビューを参考にしますが 好みや、そのときの自分の状態で感想が 変わる気がするので、本はレビューにとらわれず、読むようにしています。 私は30代ですが個人的には面白かったです。 10代のときに読んだとすれば また違った面白さを感じたのだろうと思います。 サクサクと一気に読み進めることができ 楽しい時間が過ごせました(^o^)

  • 純粋に楽しい

    初めて読んだとき、最初から楽しくて、これは最後までいけると思い、やはり裏切られず、 哲学的な問いと、涼子の描写が、深みを与えていると思う。 その深みも、とてもライト。装幀と同じで、どこまでも軽くて楽しくて、唯一無二の本だった。

  • 切り方が甘い

    女の子の容姿をテーマにしたYA。にしては考察が浅い。同じテーマなら河合二湖の「向かい風に髪なびかせて」くらい残酷なまでに切りこんでいかなければだめだと思う。 その原因をテレビの影響としているのもあまりにも安易。 作中にかわいくない涼子という女の子が出てくるが、結局主人公はその女の子ときちんと向き合うことがない。物語は中学生男子の一人語りで進み、見た目についての短いエピソードが淡々と続いていくだけで、容姿に悩む女の子と対話することがない。なので、結局、問題の核心に切り込めない。作者はあえてそうしたのかもしれないが、避けてる、逃げてるとしか思えない。そこを書かなければこの本を書く意味がない。作者はきちんとこのテーマに向き合ってない。 最近の女性作家のクセなのか、男子の友情が甘ったるい。はっきり言うとホモホモしい。こういう描写を見ると、ああ、またかと思う。 一人だけ美少女という設定の女の子が登場する。この子は本当は女の先輩のことが好きで、それをカモフラージュするために主人公に対してケーキをあげたりするのだが、このエピソードの意味がわからない。唯一容姿の良い女の子を登場させておきながら、なぜ容姿のことについて語らせない。唐突に同性愛の話が出てきて、全くテーマとかみ合っていない。 中学生男子の一人称、地の文がずっと話し言葉調で鬱陶しく感じる。作者は読者を笑わせようとしているのかもしれないが、文章で人を笑わせるということがどれだけ難しいかわかっていない。読んでいてくすりともしないし、自己陶酔している作者のドヤ顔が浮かんでくる。 この作家はラノベ系の出身なのだから、まともに書けない児童文学はやめて、ラノベに専念した方がいいと思う

  • 見た目

    見た目を気にする世間に疑問を持つ少年。彼自身は中の上くらいの容姿なのかな、本人無自覚だけど周囲の反応からして。 彼なりにいろいろと考えていて、まあまあ面白かったけど、問題のブス2人とのからみがもっとあってもいいのでは?と思った。

  • うまくいきすぎて物足りない。

    少年創作映像コンクールの審査員特別賞に選ばれた中学2年の拓郎は、その作品の主演女優を「ブス女優」と呼ぶ審査員講評に衝撃を受ける。拓郎にアタックしてくる美少女亜美奈、アシスタントをしてくれるイケメンの親友榎、見た目で損をしてるためにおお見合い27連敗の叔父、見た目に魅かれ、追及する母と姉・妹、いい友人だったのに傷つけてしまった幼馴染み。見た目を気にしておしゃれに精を出す同級生。見た目の良否が人生を左右する大きな要因となっていることに納得がいかない拓郎だが、彼もまた、自分の既成概念があったことに気づいていく。 美醜をめぐる周囲の人たちの反応を見ながら、自分の価値観の置き所を模索していく少年の物語。 美醜というデリケートな問題を扱いながらも、全体的にユーモアたっぷりで楽しく読める作品。 ただ、主人公の拓郎と相棒の榎くんがいい子過ぎて現実感に乏しい。彼のあの作品が受賞したこともだが、全体的に話がうまく進み過ぎる感があり、物足りない。 女の子に恋する女の子が登場するが、こういうことが描かれるのも、最近の作品の特徴なのか?

  • うーん。

    個人的には、ピンクの装丁にひいてしまう。 これじゃ、本のイメージがわかない。 内容は一人称の文が痛々しいというか、読んでいて疲れるというか、、、ライトノベルや、文庫向きの内容と文章だと思う。

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