書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 1996-10-01
- ページ数
- 299ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062620611
- ISBN-10
- 4062620618
- 価格
- 1 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品/日本文学
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昭和3(1928)年東京生まれ。本名二日市三重。4歳のときカリエスに冒され、以後は家庭で教育をうける。特に兄は教科書を使って学校並みの指導をした。20代半ば、車椅子の生活を送りながら童話の執筆へ。昭和32年、応募作『猫は知っていた』が江戸川乱歩賞に。小説としては第1回乱歩賞である。以降『林の中の家』『二つの陰画』『冷えきった街』などを書き、日本のアガサ・クリスティと評される。松本清張と共に推理ブームに貢献した。昭和61(1986)年没。
レビュー
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同情票はイカンでしょ〜
公募制になってからの初めての乱歩賞受賞作なのだが凡庸の一言に尽きる作品。恐らく作者の身の上を考慮しての選考なのだろうが、そうした同情で選考しては拙いだろう。 文章は稚拙、トリックと言える程のアイデアは無い。探偵役を務める兄妹がやたらに明るいだけの単なる青春家庭小説である。病身の作者がこうした明るい前向きな小説を書いた事が評価されたのだろうが、到底首骨できない。作者に恨みがある訳ではないが、ミステリを書くなら身上などに関係なく、読者を唸らせるアイデアの作品で勝負して欲しかった。
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兄妹探偵が生き生きと活躍する爽やかな作品
乱歩賞が長編推理小説の公募になってから最初の受賞作です。 作者の仁木悦子さんは幼時から病気のため学校に行かず、兄の 雄太郎氏による家庭教育を受けて育ちました。 この作品は、作者と同姓同名の、仁木雄太郎・悦子兄妹が探偵役 として登場します。病身の作者を全く感じさせず、物語の中で実に 生き生きとした活躍を見せます。 扱っているのは殺人事件ですが、戦前の、おどろおどろした探偵 小説とは一線を隔する、爽やかな作品です。
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仁木兄妹・初登場
淡々としていて外国の洒落た探偵小説のよう。同じトリックと設定でもそれが「国内ミステリーの女王たち」だと色合いがかなりちがいます。寧ろ男性作家のほうがおもしろいことになりそうです。兄弟探偵ものとしてシリーズにもなりました。愛猫家としても有名な作家さんです。
関連する文学賞
- 江戸川乱歩賞 第3回(1957年) ・受賞