江戸川乱歩賞
1回登壇
-
第3回(1957年) 受賞受賞作: 猫は知っていた299ページ
にき えつこ
富豪の老婦人の家に住み込みで雇われた沼手多佳子が、思いがけず遺産を受け継いだことから、幼い日に母を奪った事件の真相へ近づいていく短編ミステリー。老婦人の鋭い推理と、多佳子の過去に沈む痛みが結びつき、謎解きの鮮やかさと人情味を併せ持つ作品である。
車椅子の老婦人が、遺産に隠された過去と殺人の記憶を静かに解きほぐしていく。