作品情報
伝説の歌人の影が、友人の死の謎を呼び起こす。
第26回江戸川乱歩賞受賞作。伝説の歌人・猿丸大夫を題材に、歌と歴史の謎を追う知的興奮に満ちた本格ミステリーとして読まれてきた。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2007-12-14
- ページ数
- 448ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.8 x 1.5 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784062759359
- ISBN-10
- 4062759357
- 価格
- 45 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき――百人一首にも登場する伝説の歌人、猿丸大夫が詠んだ歌に秘められた謎。そして“いろは歌”に隠された1000年の暗号とは? 友人の不可解な死に遭遇した、後の民俗学の巨人・折口信夫の若き日の推理が、歴史の深い闇をあぶりだす。江戸川乱歩賞受賞の永遠の傑作! (講談社文庫) ”いろは歌”に隠された千年の秘密とは? 猿丸大夫、百人一首にも登場するこの伝説の歌人の正体は? 友人の死の謎を解き明かす若き日の折口信夫の前に意外な事実が姿を現す。長編伝奇ミステリーの傑作。
レビュー
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状態の良い書籍でした
中古ですが読まれた形跡がなく、新品同様でした。ハードカバーを置く場所がなく、文庫本に替えたかったので、良い買い物でした。
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何度読んでも楽しめる
10年ぶりくらいに読み直しましたが、やはりワクワクさせられました。
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井沢元彦の作品の中で最も好きな作品です。
猿丸額の謎を解く設定は理解するのに難しい部分もありますがストーリーは 素晴らしく、井沢元彦の作品の中で最も好きな作品です。
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読後感
折口信夫さんと柿本人麻呂さんを主人公にした万葉集の創作過程を通して、藤原一族の老獪さを垣間見る事が出来る書物を楽しむ事が出来ました。
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芸術・文芸に隠された暗号とそれにまつわって発生する事件
30年以上前の作品であることを加味して4点評価。 乱歩賞受賞作をさらう形で読む場合、殺人事件に関するトリックをどう評価するかで評価が分かれるかと思われます(大仕掛けではない点で)が、ダン・ブラウン作品がヒットする今では、過去の芸術、文芸作品に潜む暗号の解読と、それに起因して起こる事件の解決という構造は受け入れやすいかと思います。 作品そのものとしては3点評価。 暗号化して残すこと自体に意味があったのか、その暗号は現代においてもインパクトを持つのか、という部分は弱め。漢文に強いとより理解は深まるのかもしれません。私自身は漢文がいまいちなので暗号パートが、より記号的なものとして読み進めてしまいました。 とは言え十分楽しく読むことはできました。
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ああ、これが出発点なのかと思いました
以前、この人の飛鳥時代以降の考察本を読んだとき、もう一つ論理がおおざっぱすぎると思えて、低評価にした ホリエモンとの対談をyoutubeで拝見し、歴史に対する志は面白いと思いなおし、この人に対する歴史家の批判を一通り読んでみたが、どれも揚げ足取りに類するもので理論の根底に達するものではないと見た 瑕瑾はいくつもあるが、その意気はよいのではないか。その点は百田氏の歴史書き直しに通ずるものがある ただしこれはミステリで、それとは別次元の話になる。完成度に難があるとは思うが、再評価の意味で星四
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乱歩賞の数少ない大当たり小説。
言葉オタク・パズルマニアにはたまらないミステリ小説。 奥山丹黄葉踏 別鳴鹿之音聆 時曾秋者金敷 (作者:猿丸大夫) これを分解すると中央部に 鹿黄之者音(か・き・の・も・と)が整然と現れる。 ほんとかね?しかし偶然とはとても思えない。「こえきくときぞ」なら「声」の字を当てそうなものなのに「音」の字が使われているし。 いろは歌にも天地歌にもさりげなく「かきもと・かきのもと・かきもとひとさる」が隠されている。 どこからどこまでが創作なんだろう? これに始まって今度は”実在する”奥山歌やいろは歌を元にグリル式暗号を解く話が展開される。これが非常に精巧に作られている。 * * * 正直に言うと猿丸大夫=柿本人麻呂説の部分は難しい上にどこまでが引用でどこからが井沢元彦の発想なのか分からないので判断ができない。なんとなーく悠久を旅した気分に浸れる、それでいいじゃないか。スケールがでかい。 現代の人間が折口信夫に憑依して謎を解き明かす、という独創的な設定も嫌味がない関西弁のキャラ設定も読んでいて楽しい。 自分は乱歩賞はまったく信頼に値しない賞だと思っているが、この作品は超お薦めする。
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ミステリーとしてはおもしろい。
ストーリーとしてテンポ良く読みやすいし引き込まれます。 でも…難しい、一度読んだだけでは内容の半分が理解できない気がする。 唯一の疑問点はなぜ過去に飛ぶ必要性があったのか、その部分が後味の悪さとして残りました。 でも間違いなく秀作ですのでぜひ一読してみてください。
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- 江戸川乱歩賞 第26回(1980年) ・受賞