作品情報
死を凝視する病床の声が、詩のかたちで生の最後の輪郭を浮かび上がらせる。
食道がんに侵された作家が、病の時間のなかでなお言葉を手放さず、死への恐れと生への執着を鋭い詩語へ変えていく詩集。講談社文芸文庫版は「死の淵より」「拾遺」「わが埋葬」以後を収め、野間文芸賞受賞作としての重みを現在の読者に伝える。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2013-01-11
- ページ数
- 208ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.6 x 0.7 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784062901857
- ISBN-10
- 4062901854
- 価格
- 1650 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/詩歌/詩集
つめたい煉瓦の上に/蔦がのびる/夜の底に/時間が重くつもり/死者の爪がのびる(「死者の爪」)。死と対峙し、死を凝視し、怖れ、反撥し、闘い、絶望の只中で叫ぶ、不屈強靱な作家魂。醜く美しく混沌として、生を結晶させ一瞬に昇華させる。“最後の文士”と謳われた高見順が、食道癌の手術前後病床で記した絶唱63篇。野間文芸賞受賞作。 食道がんに冒され死に直面しながら、自らの生を透徹した眼差しで見つめ、文学的営為の限りを尽くし至高の韻文へと昇華させた、絶唱。 野間文芸賞受賞。 ※本書は、1993年2月刊、講談社文芸文庫『死の淵より』を底本としました。
レビュー
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I was glad I chose this book as my Kindle First, I was not disappointed.
I read a few of the other reviews before writing this. I have to say, some people put way too much work into it. I believe anyone can find something that they can relate to in this book. If someone comes to me about weight loss, dreams, goals, or even just every day issues then I tell them they need to read this book because they will come out with exactly what they need & then some. This book is a tool that will help you change your life for the better. This book deserves all the rave reviews and attention it is getting
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An Excellent Five Star Read
Bravo, Well written!! Recommended if you like suspense and unexpected twists and turns. It is an easy book to put down and pick up again. However the reader must give it a chance, if so, it will capture you. This story had me in the first chapter. Felt light, although some of the subject matter was heavy. Can't give anything away, but this was well thought out and very well written. Loved it.
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心に刺さります。
もう何も望まない、だから、死も望まない。心をえぐられます。
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共感を呼ぶ詩
詩の多くは作者個人の狭い世界の主観や感覚をぶちまけそれに陶酔しているのではないか?と思われるものが大抵で苦手である。 本作は真実を見る冷静な目があり共感を呼ぶ。
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懐かしい高見順
学生の頃に読みました。さっぱりわからないので本を捨ててしまいました。夫が癌で死んだ後、もしかしたらと借りて読んでみました。夫の言わないで死んだ言葉がくっきりと見えました。死後四年してさっき読みました。読みながら夫を慰めることができました。
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失われたタヌキ
高見先生、死ぬまで一緒に踊ろうぜ!哀しみのカッポレダンス。わたしも狸です。最後の文士!最高!イェーイ!
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強く生きよう!
元気が出ました。何事も前向きに、今の世界を大事に生きようと教えられました。
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切なさ、潔さ、そして脆さ
死を目の前にした時、初めて鮮やかに自覚される生命の素晴らしさ。 「団地のアパートのひとつひとつの窓に / ふりそそぐ暖い日ざし / 楽しくさえずりながら / 飛び交うスズメの群 / 光る風 / 喜ぶ川面」 高見順の強さ、切なさ、潔さ、そして脆さ。 友達全員に勧めたい詩集。
関連する文学賞
- 野間文芸賞 第17回(1964年) ・受賞