日本の文学賞

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野間文芸賞 のまぶんげいしょう

第17回(1964年)

純文学小説戯曲評論

受賞者

2名
中山義秀 なかやま よしひで 受賞

『咲庵』は、明智光秀の号を題名に据え、光秀の視点から信長像と本能寺の変へ至る流転の生涯を描く歴史小説である。戦略の才と風雅の心を併せ持つ人物として光秀を捉え、天下への野心と内面の揺れを重ねている。

明智光秀の視点から、才知と風雅、野心と懊悩を描く歴史小説。

220ページ
歴史小説明智光秀本能寺の変野心
小説家
高見順 たかみ じゅん 受賞

『死の淵より』は、食道がんの手術前後に高見順が病床で書き継いだ詩群を中心とする作品である。死に直面する恐怖、抵抗、諦念を、日記的な切迫感と詩の凝縮力で刻み、晩年の文学的到達を示している。

死を凝視する病床の声が、詩のかたちで生の最後の輪郭を浮かび上がらせる。

208ページ
晩年
小説家