ロッテルダムの灯 (講談社文芸文庫 しP 1)
庄野英二の『ロッテルダムの灯』は、戦中の記憶、戦後の日本、欧州へのまなざしが重なり合う随筆集である。異国の風景を通して、命あるものの美しさとはかなさを静かに見つめる。
随筆戦争の記憶欧州生命旅
作品情報
異国の灯が、戦争の記憶と命のはかなさを照らす。
講談社文芸文庫版は、講談社文庫版を底本にした224ページの復刊。電子版も確認できる。
レビュー要約
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戦場体験を声高に語らず、旅と記憶の細部から命の感触を残す文章が読まれている。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2013-07-11
- ページ数
- 214ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784062901994
- ISBN-10
- 4062901994
- 価格
- 990 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
戦地における命あるものの美しさと儚さーー作家・庄野潤三の兄で、数多くの児童文学作品を世に残した著者が、従軍した中国や東南アジアで胸に刻まれた命あるものの美しさ、尊さ、儚さを、異国情緒をまじえて綴った初めての随筆集。戦中の思い出と戦後の日本、欧州とが絡まり、作者自らが「何よりも愛着深い作品」と述懐した、エッセイストクラブ賞受賞の名作。児童文学の大家である著者が、従軍した際の経験をまとめた名随筆集にして、弟の庄野潤三をして「英ちゃんのいちばんの名作」と言わしめた作品。
レビュー
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はやい
はやい、やすい、綺麗
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昭和35年の思い出のために購入
今でもあるだろうか、毎日曜日の夜10時、だったと思う、ノスタルジックな音楽とともに森繁久弥と加藤美智子による日曜名作座、その昭和35年の秋、失意の浪人時代で神経衰弱ノイローゼ引き籠りの日々に聞いたロッテルダムの灯。その思い出のために購入、長男に譲った。味わい深い作品と喜ばれた。
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「味わいのある文章」のお手本
久しぶりに味わいのある随筆を読んだ。簡潔と気品、優しさを備えつつ、読者に想像を誘う。味わいのある文章のお手本であろう。このような文章を自分も書きたいと思う。