日本の文学賞

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日本エッセイスト・クラブ賞 にほんエッセイスト・クラブしょう

第9回(1961年)

エッセイ

受賞者

3名
塚田泰三郎 つかだ たいざぶろう 受賞
和時計

塚田泰三郎の『和時計』は、日本で独自に発達した時法と時計文化をたどる随筆的な著作である。器物の仕組みだけでなく、時を測る感覚が生活や美意識と結びついていたことを伝える。

和時計の針は、暮らしの時間と職人の感覚を映している。

250ページ
和時計時間文化工芸生活史
宮本常一 みやもと つねいち 受賞

宮本常一の『日本の離島』は、日本各地の島々を歩き、暮らし、交通、生業、共同体の変化を記録した民俗誌である。離島を周縁としてではなく、日本社会を考える入口として描く。

島に生きる人びとの声から、日本の生活史が立ち上がる。

349ページ
離島民俗学生活史生業地域社会
庄野英二 しょうの えいじ 受賞

庄野英二の『ロッテルダムの灯』は、戦中の記憶、戦後の日本、欧州へのまなざしが重なり合う随筆集である。異国の風景を通して、命あるものの美しさとはかなさを静かに見つめる。

異国の灯が、戦争の記憶と命のはかなさを照らす。

214ページ
随筆戦争の記憶欧州生命