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シンジケート[新装版]

角川短歌賞

シンジケート[新装版]

穂村弘

穂村弘の第一歌集につながる短歌作品。現代都市の感覚、恋愛の不安定さ、会話のずれを軽やかで鋭いことばに変え、ニューウェーブ短歌の重要な起点となった。

ニューウェーブ短歌都市恋愛会話

作品情報

都市に生きる若い感覚を、乾いたユーモアと切実さのある短歌にした。

穂村弘の原点とされる歌集。1990年の刊行後、現代短歌の読まれ方を変えた作品として語られ、2021年に講談社から新装版が刊行された。

書籍情報

出版社
講談社
発売日
2021-05-20
ページ数
144ページ
言語
日本語
サイズ
14 x 1.4 x 21 cm
ISBN-13
9784065232125
ISBN-10
4065232120
価格
2530 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/詩歌/詩集

伝説のデビュー歌集、31年目の新装版。1990年に第一歌集『シンジケート』で鮮烈なデビューを果たして以来、現代短歌を代表する人気歌人として、エッセイ、評論、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍する穂村弘。その原点であり、現在の短歌ブームにつながる新時代の扉を開いた伝説の歌集が、人気画家ヒグチユウコの絵と名久井直子の装丁で新たに生まれ変わりました。解説・高橋源一郎。

穂村 弘(ほむら・ひろし) 1962年、北海道生まれ。歌人。1990年、歌集『シンジケート』でデビュー。現代短歌を代表する歌人として、その魅力を広めるとともに、評論、エッセイ、絵本、翻訳など様々な分野で活躍している。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、連作『楽しい一日』で第44回短歌研究賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。他の歌集に『ドライ ドライ アイス』『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『ラインマーカーズ』(自選ベスト版)等がある。

レビュー

  • 装丁がとても良い

    新装版が出て良かった。短歌もですが、名久井直子さんの装丁が素敵です。

  • この世は愉快だ、と言い切れる生き方に共感できる歌集でした。

    自分の二十代、三十代の頃「俺はなんて愉快な世の中を生きているのだろう。」と実感していた頃の記憶が甦りました。 逆に言うと、現在「つまらないな。」と思うことが多いことに気がつき「これじゃイカン」とも思いました。(最近「これしなさい、あれしなさい。これはダメです。アレもダメです。」と説教する人が妙に多くてうっせぇじゃないですか?) 昨年NHK趣味どきっ!「こんな一冊に出会いたい 本の道しるべ」第二回の穂村弘の回で紹介されていた表題作「子供よりシンジケートを……」が気に入って、気に入って、検索したところ、プレミア価格で、躊躇していたところ、再販されたので飛びつきました。 表題作以外は全く接した事がなかったのですが、読んでみて自分にフィットすることにビックリしたほどでした。 生きるのが楽しい。ワクワクするような気持ち。このあとも、すぐさま楽しみが待ち構えていることがわかる感覚。短歌を詠う著者も、そんな楽しみな毎日を生きていることがうかがい知れるように思いました。 初版に収録されていた掌編「ごーふる あとがきにかえて」、 塚本邦雄の「擧手の禮」(少し前のめりな、栞の推薦文) 坂井修一の「おもちゃワールドの孤独」(適切な推薦文) 林あまりの「切なさのダイヤモンド」(インサイダーな推薦文) 新装版で書き下ろされた解説 高橋源一郎の「新装版に寄せて 書けなかった一行」(初版を世に広めた切っ掛けの内幕) 新装版あとがき など、Kindleにも付いています。 みんなおもしろい。お得。買って良かった。万歳。

  • シンジケート[新装版]

    歌集なのでつらつら読んでいた、なんとなく使用感があり頁の途中にキャンデイの包み紙を栞にした様な物まで張りついている、最後に著者のあとがきを読んだとき思わず笑ってしまった、穂村弘のいたずらで三種類あるそうです、私が手にしたには🐰と🍓の絵でした、そうやって見直すと紙の本の部分に背表紙が無いのに気づきました和本の様な製本です、これが本を開いたときに固い抵抗感がなく使用感の原因かなと思います又プラスチックの透明なシートに美しい水彩画の様なデザインも素敵です少し厚すぎたとおもえるけれど、そしてよく見ると紙の表紙に淡く女性の去ってゆく姿が描かれているのに気づきました、何か洗濯物を持っているのかスカートの裾を持ち上げているのか星の様な物が零れ落ちているのがメルヘンチックです、 新装版ということですから先にある短歌のイメージに合わせたのか見事な装丁です作曲家と作詞家と歌手の声がピッタリのヒット曲の様です。私も趣味で短歌を詠みますが写実的です穂村弘や塚本邦夫の様な抽象画的な歌は苦手です、それでも不思議に意味は分からなくても好きなジャズがあるように理由なく感覚的に好きな歌だと思います飽きずに頻繁に頁を開く歌集になるでしょう。

  • 装丁が素敵

    新装版が出て良かった。装丁も素敵です❗

  • 買ってよかった

    最高の一冊。

  • すっきりしない

    五七五を外した歌が多く、読んでいて気持ち悪い。 すとんと落ちないと言うか、すっきりしないと言うか、とにかくストレスが溜まる。 好みの問題だと思いますが、五七五をしっかりと読みたいならオススメしませんが、世界観はあると思うので、短歌として読まなければ凄く面白いと思います。

  • 穂村弘の本性(狂暴性)が表われる短歌も

    ひぐちゆうこの絵画が描かれたプラスチック製の表紙、帯は漫画家大島弓子、装丁は名久井尚子と、 一流どころによって構成され、「商品」としての作りとしてはうまい。カバーをはずすと和綴じが 背表紙に剝き出しなのもかえって新しく、簡素な感じも好ましく、プラスチックの表紙とのギャップ が大きい。目新しく手触りも新鮮で、お洒落である。 中身の短歌は31年前に穂村が自費出版したデビュー作と同じなので、新しいものはなく(★マイナス1)、 「あぁ、この短歌はこの時代に作ったんだ」というのが感想です。 読む価値があるのは、P.107~139の文章でしょう。 なお、本書掲載の短歌で「穂村弘的短歌」として有名なのは、次のようなソフトでロマンチックなもの。 〇「酔ってるの? あたしが誰かわかってる?」「ブーフーウーのウーじゃないかな」 〇サバンナの象のうんこよ聞いてくれだるいせつないこわいさみしい 〇終バスにふたりは眠る紫の〈降りますランプ〉に取り囲まれて 一方で、こんな短歌もあり、こちらのほうが穂村の本性のようにも感じる。 ■女の腹なぐり続けて夏の朝 朝顔(べんき)に転がる黄緑の玉 ■女には何をしたっていいんだと気づくコルクのブイ抱きながら ■ぶら下がる受話器に向けてぶちまけたげろの内容叫び続ける ちょっと怖い…。

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