作品情報
19世紀後半のエディンバラで、カトリとリズが眠り病の真相に迫る。
第62回講談社児童文学新人賞佳作『カトリとまどろむ石の海』を改題・書籍化した、謎解きと冒険の手触りが強いミステリーファンタジー。旧市街に隠された秘密を追う過程で、街の歴史と眠り病の関係が少しずつ立ち上がる。
レビュー要約
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読みやすさと推進力が支持され、エディンバラの舞台設定と対照的な少女二人の行動力が魅力として受け止められている。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2022-09-29
- ページ数
- 240ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 14 x 1.8 x 19.5 cm
- ISBN-13
- 9784065284360
- ISBN-10
- 4065284368
- 価格
- 1595 JPY
- カテゴリ
- 本/絵本・児童書/読み物
第62回講談社児童文学新人賞佳作受賞作、待望の書籍化(佳作受賞作『カトリとまどろむ石の海』を改題)。 読みやすいのに読みごたえ十分! 冒険ファンタジー。 ★主な内容 舞台は19世紀後半のスコットランドの都市、エディンバラ。 街の中に蔓延する眠り病の原因が、自分が住んでいる旧市街の中にあるのではとリズに指摘されたカトリは、ふたりで眠り病の原因をつきとめに行く。 患者が発生するタイミングを調べ、街の歴史を紐解きながら、眠り病の原因を探しもとめるふたり。 そのうち、旧市街が隠している「大きな秘密」がわかってきて……。 対照的なふたりが謎を解きあかす、ミステリーファンタジー! ★第62回講談社児童文学新人賞佳作 ★講談社児童文学新人賞、選考委員の如月かずさ氏、大絶賛! 「選考委員の立場も忘れて夢中で読みました! 硬派なのに驚くほど読みやすく、物語の世界にいっきにひきこまれます!」 ★全国の書店員さんからのアツい推薦コメントもたくさん! 「対照的な女の子コンビが駆けぬけるゴシックファンタジー! 最高のおもしろさ、保証します!」――未来屋書店有松店 富田晴子 「冒頭からカトリの突きぬけた強さにしびれました!」――うさぎや矢板店 山田恵理子 「原因不明の“眠り病”を阻止するため、運命に流されまいとするふたりの姿は力強くもしなやか」――ジュンク堂書店藤沢店 鈴木沙織 「クライマックスには大人の私もドキドキハラハラ。ぜひシリーズ化していただきたいです!」――有隣堂町田モディ店 原田明美 「私たちの足元にも謎が埋まっているかもしれないと、この物語が教えてくれる」――あおい書店富士店 鈴木裕里 「挫折しながらもやり遂げていく姿が見えるようでした」――宮脇書店境港店 林雅子 「ドキドキをも連れてくるミステリーファンタジー。大人も夢中になる本でした」――夢屋書店ピアゴ幸田店 金澤成代 「すこしずつ謎が明らかになっていくその過程が本当におもしろかった!」――未来屋書店 ボンベルタ成田店 森川由香 「カトリとリズの、勇気と頭脳と行動力に乾杯!!」――文真堂書店ビバモール本庄店 山本智子
1992年生まれ。千葉県出身。一橋大学社会学部卒業。エディンバラ大学国際関係専攻修士課程修了。「カトリとまどろむ石の海」で第62回講談社児童文学新人賞佳作に入選。改題・改稿した本作がデビュー作となる。
レビュー
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大人も小学生にもよし
普段あまり読書をしない30代の大人ですが、読みやすく物語へ入り込んでしまい、直ぐに読み終えました。私が読んでおえると、小学生高学年の子どもも、本を手にとって読んでいました。やや小学生には感じが難しい印象もありますがルビがふってあるので読めるようです。
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「眠り病」の正体が魅力的。
私としては新鮮に感じた。 カトリとリズの二人も好きになれるキャラクターで、続編を期待したいです。 エディンバラ、行ってみたいな。
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学校図書館の新たな定番になる
読みやすさと読みごたえのバランスがとてもよく、小中学生の本好きが手に取るにあたってとても素晴らしいと思います。内容は王道そのもの、ヘンな捻りは良くも悪くもありません。近世イングランドの不思議な話という程よいファンタジー感だけれど、そこで主人公たちが選ぶ行動はちゃんと地に足がついている。 好きです。とても好きです。十年後くらいに学校の図書室という文化が生き残っているなら、どの学校にも入ってるんじゃないかな、と思える本。 シリーズが増えていくことに期待。
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思春期に読みたかった本
SNSで紹介されていたレビューを見て、衝動買いしました。 話の展開も、登場人物も、とにかく魅力的でぐんぐん読み進められます。 中学生の時に読みたかった。
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日本の児童文学に新しい風
ミヒャエルエンデのような世界観。 現代でしかも日本人の作家さんでこんなにもワクワクする話が描けるなんてすごい。読書好きの小学生が夢中になって読んでいました。続きが気になる,もっと読みたいと言っています。 挿絵も装丁も美しく持っているだけで楽しくなるような本。作り手の気合いを感じました。
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無駄がないけど余白もない
最初はエディンバラの詳細な描写と主人公の勢いのある初登場シーンにワクワクし、これが大賞じゃないのはおかしい!と疑問に思ったが……情報だけの会話、都合よく現れる登場人物、ストーリー展開に関係のない土地の説明に違和感を覚えはじめ……今までのロジカルな(博物館の先生が称賛したような)考察を終盤で突如ひっくり返し、眠り病の原因が×××という、ファンタジーにしても唐突すぎる展開で心底がっかりした。こっちはエディンバラのガイドブックが読みたいわけじゃない……物語が読みたいんだ! 主人公のカトリがすでに成長しきっているので、成長譚としては読めない。冒険もただ巻き込まれただけで、主体性もいまいち。 とすると、一番活躍したのは相棒のリズだし、敵の正体に一番葛藤(心の動き)があるのもリズ(敵を××したあと、主人公以上にけろっとしていましたが……)。W主人公にするか、せめて彼女の視点を冒頭において、敵の正体を変にぼかさず、最初から提示していればもっとワクワクできたのに……と思うと、とてももったいない。 オチは夢オチレベルで、原因はあっさり取り除かれる。最初から人外を仄めかしてくれれば心の準備もできたのに。原因自体が襲いかかって来ないので緊迫感もない。全体を見れば、劣化版『ハリー・ポッターと秘密の部屋』だった。 富裕層と庶民のバディにオリジナリティーがない(対立も記号的)のだし、エディンバラはあくまでモデルとして、新しい世界を創造するとか、オチで頑張ってほしかった。 無駄のない文章は書き慣れていて素晴らしいのだけど、登場人物同士の絆を感じられない、あくまで物語を進めるためだけのエピソードには、物語に必要な余白がなかった。
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エディンバラの描写は良いのにオチが…
日本人がエディンバラの話?と思ったけど、著者がエディンバラの大学院に通っていたようなので、これは確かだろうと思い手に取りました。読んでいくと、やはりエディンバラの街や人々の暮らしがよく描写されていてイメージが膨らむのでそこは良かったです。しかし、事件の真相やオチが急に荒唐無稽なファンタジーになってしまい、違和感を感じると共に残念に感じました。
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