作品情報
唐代長安の連続猟奇殺人を、崑崙奴と道教思想を鍵に追う歴史本格ミステリ。
第78回日本推理作家協会賞の長編および連作短編集部門受賞作。大唐帝国の長安を舞台に、異相の童子・崑崙奴を手がかりとして、道教思想と猟奇的な連続殺人の謎を描く歴史本格ミステリ。
書籍情報
- 出版社
- 講談社
- 発売日
- 2024-11-27
- ページ数
- 544ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 13 x 2.6 x 18.2 cm
- ISBN-13
- 9784065338551
- ISBN-10
- 4065338557
- 価格
- 2475 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
第17回メフィスト賞『火蛾』で鮮烈なデビューを飾った幻の作家・古泉迦十による24年ぶりの本格ミステリ超大作が、ここに降臨! 大唐帝国の帝都・長安で生ずる、奇怪な連続殺人。 屍体は腹を十文字に切り裂かれ、臓腑が抜き去られていた。 犯人は屍体の心肝を啖(く)っているのではーー。 崑崙奴ーー奴隷でありながら神仙譚の仙者を連想させる異相の童子により、捜査線は何時しか道教思想の深奥へと導かれ、目眩めく夢幻の如き真実が顕現するーー!
1975年生まれ。第17回メフィスト賞を受賞し、2000年に『火蛾』で講談社ノベルスからデビュー。本作『崑崙奴』がデビュー2作目となる。
レビュー
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グロ表現あり
主人公が頼りなく切れ者でもないことが意外だった。 漢字の読みが難しく、また全ての難読漢字にルビが振られているわけではないため、間を開けて読むと読み方を忘れてしまうのが少しストレスだった(自分の記憶力の問題でもあるが)。 衛生面であまり綺麗ではない表現もあるので、苦手な人は食事前後は避けた方が良いかも。 トリックは意外ではないが、エンタメとして楽しかった。
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学問の香り高い佳作ミステリ。
晩唐の雰囲気が綿密に描かれた、学問の香りがするミステリ。主人公というか、狂言回しの輩景にあまり意味を感じなかった。下敷きになった古典があるのだろうか。ミステリのトリックなどはオーソドックス。独自の視点で不可思議に見せるのは以前の京極を彷彿するが、せっかくの美女も活かしきれていない、やや残念。このクオリティを量産して欲しい。
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「誰も見たことのない」ものが「再び展開する」って、どういうことですか?
届きましたが、まだ読み始めていません。 帯の「かつて誰も見たこともない 本格ミステリの世界が、 再び展開するー!」に引っかかっています。 「誰も見たことのない」ものがどうすると「再び展開する」のか。最近、日本語が変です。
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時代背景が生かされている
唐代伝奇の崑崙奴をベースに、道教や都市長安関連の様々なネタを組み合わせて娯楽ミステリとして上手くまとめた佳品。構成上の細かいアラはあるけれど、心肝を抜かれた死体という奇っ怪な様相の連続殺人に、庶民の治療を行う怪しい道士やソグド人富商などの時代背景をうかがわせる要素を配して唐代ならではの事件を起こして見せた作者のアイデアと下調べの労力には賛辞を呈したい。
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唐代の長安が好きになる
読み初めは漢字だらけで戸惑うがすぐに長安のあちこちの探索が楽しくなる 唐の長安、思ってたよりずっと他人種国家で城内でも各所に特色あったり(事実かは不明だが)ゾロアスター教の寺院があったり。観光気分で楽しく、ずっとこれが続いてくれーという心地よさになる
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文章が無理
安っぽい京極夏彦みたいな文章で痛々しく読むのが辛い。
関連する文学賞
- 日本推理作家協会賞 第78回(2025年) ・長編および連作短編集部門