病院で死ぬということ
『病院で死ぬということ』は、医師・山崎章郎が終末期医療の現場から、人が病院で最期を迎えることの意味を問うノンフィクション。患者と家族の姿を通じて、尊厳ある死を考える。
作品情報
医療の場で失われがちな、人が人として死ぬための時間を見つめ直す。
一九九〇年に主婦の友社から刊行され、のち文春文庫版も出た。末期がん患者をめぐる医療の現実を通じ、医療者、患者、家族の関係を問い直す。
レビュー要約
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臨床の実感に基づく切実な語りが強く受け止められ、終末期医療を社会全体で考えるきっかけとなった本として読まれている。
書籍情報
- 出版社
- 主婦の友社
- 発売日
- 1990-10-01
- ページ数
- 223ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784079368360
- ISBN-10
- 4079368364
- 価格
- 1388 JPY
- カテゴリ
- 本/ノンフィクション/科学/医学
これは、すべて事実をもとに書かれた物語である。その年の1月12日未明、ひとりの男性が死んだ。末期食道ガン。この患者の最期は悲惨なものであったが、病院での死としてはけして珍しいものではない。末期ガン患者の多くは、多忙な一般病院の医療システムの中で見捨てられて死んでいくのが現状だからだ。人は90%が病院で死ぬ。だが、今の病院は人間らしく死んでいくのにふさわしい場所ではないということを知ってもらいたい。16年間で1万人の患者とかかわってきた外科医が、医療者としての痛惜の思いをこめながら現在の日本の終末期医療の現状を変えたい、いや変えうるのだ…と訴える。
レビュー
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大切なことが書いてある。
がん診断を患者本人に伝えない時代の少し古い本ですが、現代にも通じる普遍的な価値観に気付かされます。家族や自分が健康なうちに読んでおくべき本だと思います。
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死病が告知されなかった時代には悲惨で無意味な末路が待っていた事を忘れてはいけない
今は、日本でも、自らの余命を知って残された時間を有意義にかつ無駄な苦しみなく過ごせるようになった。だが、死病を隠して患者も家族も治療者もが意味のない努力と苦痛の長い日々を送らされた時代のあった事を忘れてはいけない。「誰のためになるのか?」「何のためなのか?」に立ち返らず理念や使命感だけで突き進む事の危うさが、この本では浮き彫りにされている。この時代に生きて「隠す」から「開示する」に、そして「死ぬまで苦しみ闘う」から「緩和ケア」へと移ってくるのを見てきた癖に、意味のない闘いに労力と医療費を費やさせ精神的苦痛を長引かせるだけだった最悪の医療現場の事をこの本を読むまで忘れていた。誰もがこの本を読んで死に行く人、周りの人々にとって最良の終末がどうあるべきか考えるようになって欲しい。
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医療職以外の人もぜひ!
山崎先生の講演会に参加後、この本を読ませて頂きましたが、さらに深い部分を知ることができました。 医療の現実を知った上で、自分自身がどのように患者さんと接していくかを考えるきっかけにもなりました。 やや難しい用語もありますが、医療職ではない方にも読んでほしいと思いました。
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本の汚れが、、、
本の汚れが思った以上にひどかった。 本の状態は良の商品を選んだだけに残念でした。
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3度目の購入
1度目は私が高校生の時 高校の保健体育の教科書に取り上げられていて購入 1度目は単行本で購入 2度目は社会人になりもう一度読みたくなり文庫本を購入 3度目の今回は娘が看護科へ進み読ませたくなったため購入 読まれる際は必ずお一人で 涙が溢れます
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素晴らしい。
終末期の人に対する接し方が、大変勉強になります。
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名著です。
死生観が大きく変わりました。自分、あるいは家族が本当に幸せに人生を終えるのはどのような形が良いのか考えさせれました。本人の意思でない延命措置は必要ないと思いました。
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普段小説等を読まない私でも、あっという間に読み終えました。
病院勤務の方も、そうでない方も「これが病院の現実なのか?」という思いを抱くと読み進めるのがしんどいかもしれません。 でも、しんどいだけでは終わらないです。医療の課題も見えてきますが、山崎先生のようなお考えの方がいることに多少なりとも安心できると思います。