作品情報
顧みられない愛情は、夫婦の暮らしを支える玩具のような均衡へと変わっていく。
「玩具」は津村節子の第53回芥川賞受賞作。集英社文庫『玩具』に収録され、作家志望の夫に献身する妻の孤独と、破局寸前の夫婦関係の機微を、質実な文章で描き出す。
レビュー要約
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夫婦の危うい距離を細部から描く筆致が評価されている。大きな事件よりも、相手を待ち続ける心の動きや日々の視線の変化に読み応えがある。
書籍情報
- 出版社
- 集英社
- 発売日
- 1978-11-20
- ページ数
- 256ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784087501827
- ISBN-10
- 4087501825
- 価格
- 793 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
小動物に異常な執着をもつ作家志望の夫、彼から疎外されているような淋しさに耐える妻。破局寸前にありながら、奇妙なバランスを保つ夫婦関係の機微を抉る第53回芥川賞受賞作。(解説・広部英一)
レビュー
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助かりました!
古い本なので中々お店には置いておらず、父がずっと探していたのでとても助かりました!
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どんよりした感がクセになりそう
何かに執着するとそれ以外考えられない売れない同人誌作家の夫。むら気のある夫の顔色を窺いながら、何くれとなくサポートをする妻。これを愛と言うと、うっとおしいこと甚だしいのだが、そんな夫婦が描かれたタイトル作「玩具」は、著者と旦那様の吉村昭さんの物語のようにも思える。 暗く、どんよりとした作品集で、このどよ~んとした感覚がクセになりそう。女性の負の心理描写がとても上手いのだ。 新婚まもなく事故死してしまった夫への思い「白い壺」は、ラストシーンが強烈で記憶に残る作品。心穏やかな時に、他の作品も読んでみたい。【芥川賞】
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