作品情報
日本語を遠くから眺め、奥へ潜り、ことばの宇宙を旅するエッセイ。
小学館から2005年に刊行されたエッセイ集。2023年には小学館文庫版も刊行されているが、受賞時の単行本 ISBN を採用した。出版社系ページと書店データで単行本・文庫の双方を確認した。
レビュー要約
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日本語を外側から見直す視点と、日常の言葉を掘り下げる軽やかな筆致が支持されている。言語の話題を文化や社会への観察へ広げる構成も読みやすい。
書籍情報
- 出版社
- 小学館
- 発売日
- 2005-02-28
- ページ数
- 221ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784093875547
- ISBN-10
- 4093875545
- 価格
- 405 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/エッセー・随筆/日本のエッセー・随筆/近現代の作品
著者は、アメリカ出身の日本語詩人にして新聞コラムなどの軽妙な文章でも注目を集めるエッセイスト。 日本語にあって英語にない便利な言葉とは? 日本人が起こしがちな誤解のあれこれ、テレビのウソの見抜き方などなど、言葉についての話題から文化・社会問題まで、ユニークな感性とユーモアたっぷりの文章でつづるエッセイ集です。言われてみればなぜ今まで気づかなかったんだろう、この本はそんな発見を私たちに次々と与えてくれるはず。と、同時に、ふだん当たり前だと思っている物事を、今一度立ち止まって見直してみることの大切さに気づかされることでしょう。 田中靖夫さんの、ちょっとシュールで楽しいイラストも満載です。
レビュー
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日本語をご自身の文化を通しての展開
きれいな状態で簡単ながら丁寧な梱包で感心しました。
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アメリカ人の著者です
アメリカ人の著者ですが日本をよく勉強されていて成程と思わされました。
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日本語奥深い
素晴らしい文章と素晴らしい日本語 毎週ラジオで聞いていた著者が文章でも
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「ぽこりぽこり」わきあがるおもしろさ
最初は、「アメリカ人が書いたエッセイ」という偏見が思いっきりあったまま読み出すので、あまりの流暢さに違和感とか「ひけらかし」感を感じ、ちょっと読みにくいな…と感じた。 でも読み進めると、日本語と英語のバイリンガルならきっとおもしろいと思うだろう発見がたくさん。 日本語にも、母語である英語に関してもものすごく知的好奇心が強く、驚くような視点で物事を見ているんだなぁ、と、感心してしまう。 きっと私より日本語や日本について知っているなぁ、と思うと同時に、私ももっと自分の国の文化や言語、そしてそのほかの言語・文化に対するアンテナの感度を高くしないと、と思わせられた。 ちょこちょこと紹介される戦争に関する章が私は一番好きだ。 「メロンがナイフの上に落ちようが、ナイフがメロンの上に落ちようが、切られるのはメロン」
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さすがです!ビナードさん!!
日本語の豊かさを本当に実感しました。みなさんにも、ぜひおすすめしたい!
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生きているのを楽しんでいるビナード氏
面白い。著者の好奇心と豊かな発想に脱帽。こんなにいろいろと頭がめぐらせられれば、さぞかし生きているのが楽しいだろう。このようなユーモアあふれる表現ができたらと思うが、付け焼刃ではどうにもならない問題である。あとがきにある「『疑る者は救われる』とは限らないだろうが、少なくとも『信ずる者』よりは、面白く生きられると思う」に共感。母国語以外を身につけていない私は、表現力で退屈な人間なのだろうか。
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池袋村から世界を茶化す遊詩人
「ぽこり、ぽこり」という妙な言葉の響きに釣られて手にとってみたら、タイトルどおり読むのが楽しい一冊でした。アーサー・ビナードって誰かいな?最初は気に掛かった著者の正体も、読み進むうちにどうでも良くなってくる。とにかく「いたずらっ子」のような揚げ足取りが刺激的で楽しい。普段使っている「我々の言葉」がこんな風にいじくりまわされてビックリする。「くしゃみ」なんて言葉、いちいち広辞苑で引かないしね。楽しく日本語の再勉強ができる上に英語力までアップするかもしれない。例えば、松尾芭蕉の名句「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」。「閑かさや」の一語を「Silent」ではなく「Stillness」だと指摘し、それが何故なのか実に丁寧に解説してくれる。間違いなく英語の理解力が深まりますね。池袋の村を歩く異星人が万華鏡で見た日本を語る、といった感じ。一つ困った副作用は、読み終わるとついこちらも他人の言葉尻をとりたくなってくるところ。けれど、この人にだけは気をつけたほうがいいかもしれない。日本人が日本語を使うことを尻込みさせるところが難点と言えば難点。でもいったいこの人、米国人とは書いてあるけど、もしかしたらポコリポコリとした偽名なのかも?
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こっ、これは・・・
・・・ワタシにとってへぇ~の本。 イロイロ イイ ベンキョウニナリマシタ。
関連する文学賞
- 講談社エッセイ賞 第21回(2005年) ・受賞