ジェローム・ロビンスが死んだ (小学館文庫 つ 7-1)
振付家ジェローム・ロビンスの密告者としての過去に向き合い、芸術、政治、冷戦期アメリカの緊張をたどるノンフィクション。
舞踊冷戦評伝
作品情報
『ジェローム・ロビンスが死んだ』は、津野海太郎による受賞作として、題材の奥にある人の記憶と関係を見つめる作品である。
振付家ジェローム・ロビンスの密告者としての過去に向き合い、芸術、政治、冷戦期アメリカの緊張をたどるノンフィクション。
書籍情報
- 出版社
- 小学館
- 発売日
- 2011-11-08
- ページ数
- 413ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784094086607
- ISBN-10
- 4094086609
- 価格
- 3080 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
ショウビズ界の巨匠はなぜ密告者になった? 『踊る大紐育』『王様と私』『ウエスト・サイド物語』『屋根の上のバイオリン弾き』……。ブロードウェイ、ハリウッドの歴史に燦然と輝く数々の名作を生み、バレエ、ミュージカル界の巨匠として知られる振付家ジェローム・ロビンス。しかし彼が米国中に吹き荒れた「赤狩り」の嵐の標的となった末、かつての同志8人を名指しした「密告者」であったことは、あまり知られていない。 1998年夏、彼の訃報に触れた著者はそこで初めてこの事実を知る。幼少のころに衝撃を受けた、映画『踊る大紐育』の底抜けの明るさとは対極にある、彼の暗く思い過去。なぜ彼は密告者となったのか? ロビンス自身が亡くなるまで沈黙を守ったというこの事実に疑問を抱いた著者は、さまざまな資料を駆使してその真相に迫っていく。やがてその背景に、人種、同性愛といった、当時の米国ショウビズ界が抱えるさまざまな問題が見えてくるーー。 アメリカ映画・演劇界の光と影を浮き彫りにした、平成20年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞の傑作ノンフィクション、待望の文庫化。 【編集担当からのおすすめ情報】 装丁は映画監督としても活躍される和田誠さん、解説は評論家で映画についての著作も多い川本三郎さんです。