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携帯電話俺 (ガガガ文庫 み 1-1)

小学館ライトノベル大賞 ガガガ文庫部門

携帯電話俺 (ガガガ文庫 み 1-1)

水市恵

目覚めると自分の体が携帯電話になっていた、という奇抜な出発点から始まるライトノベルです。日常の道具に変わってしまった主人公を通じて、コミカルな混乱と自意識の揺れを描きます。

ライトノベル変身コメディ自意識

作品情報

ある朝、俺の体は携帯電話になっていました。

携帯電話という身近な機械に主人公が変わることで、会話、持ち運ばれる身体、他人との距離感が笑いと不安を生みます。第1回小学館ライトノベル大賞の佳作受賞作として刊行された作品です。

書籍情報

出版社
小学館
発売日
2007-06-19
ページ数
256ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784094510119
ISBN-10
4094510117
価格
350 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

11月のある朝、目が覚めると俺のカラダは携帯電話になっていた……!? しかもその使用者も、俺(のニセモノ?)だった! 俺(携帯電話)は俺(ニセモノ?)に連れられて大学へ。しかし友人の悟や亜矢、あこがれの冴子の前であれこれしても、誰も俺の叫びにきづいてくれない。そんなとき、俺はやっと話のできるやつと出会う。それは“ザム”と名乗る、しゃべるカブトムシ――。ザムの正体は? いったい誰が何のためにこんなことを? はたして俺は、もとのカラダに戻れるのだろうか? ●第一回小学館ライトノベル大賞・佳作受賞作。

レビュー

  • お勧めできない!

    期待して読まない方が・・・ あらすじやカバーの裏表紙を見て、買おうとしたら大間違いです。 自分の想像とは全くかけ離れています。 途中で飽きてしまいました。

  • カブトムシ主役にした方が…

    カフカの変身のパロディです。(そっちはまだ読めてないですが) 出だしは中々に面白いなと思えたのだけど、途中から違う話になっちゃってます。それにいろんな設定、キャラクターがこのお話に必然でないものばっかりという気がしました。何だかテキトーに書き上げたって印象です。お話にメッセージみたいなものは期待しないんですが、何がしたかったのかが分からないのは残念です。カブトムシが面白い能力を持っているのだから、いっそのことコイツを主役にして冒険小説みたいな内容にしたら面白かったんじゃないかなと思います。

  • 設定買い⇒ザム君萌え

    ぶっ飛んだシチュエーションに惹かれて購入。 携帯電話視点の世界と、そこから派生する倫理観の対立のくだりは興味深かったです。 あとは、カブトムシのザム君に萌えます(この手のキャラが好きなんだよな……)。

  • 主人公は必要なのか、と強く感じる作品。

    目が覚めると俺のカラダは携帯電話になっていた。 いったい誰が何のためにこんなことを? はたして俺は、もとのカラダに戻れるのだろうか? はじめに、これだけはいいたい。 主人公を『携帯電話』、『俺』だと名乗るやつだと思ってこの作品を購入すると大怪我しますよ? 『俺』は主人公ではなく、一番適していると思われるのが傍観者や語り部でしょうか。 この作品、個人的に評価できると感じたのは表現方法です。 物語とは一般的に主人公が動くことで物語を動かすものが多いですが、この作品は主人公の視点を動けない携帯電話として完全に固定して、逆に周りを動かすことで物語を動かす手法です。 その点では冒険的な試みだと感じるが、他の著者がやらない理由も理解できた。 主人公が動けない、周りの人間と会話できないことで、読者に対してかなりの抑圧を強いる。読んでいて息苦しくてしかたない。 そして、携帯電話視点なので物語に全くといっていいほど動きがありません。ほとんどが日常の描写です。 同じ日常の描写でも、他者との交流により心が温かくなる作品やホッとする作品ならまだいいが、この作品はただ日常を描写するだけ、一人称視点にもかかわらず日常では他者との交流がないので読中は苦痛を覚える。 魔術の都合のいい解釈、人の精神に対する人権侵害、人を効率よく進化させようという驕り。 この作品に対しては受け入れられる部分がほとんどなかった。 表紙のイラストやタイトルと中身が必ずしも伴うとは限らないという勉強になった作品。

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