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みちずれ (新潮文庫 み 6-14 短篇集モザイク 1)

伊藤整文学賞

みちずれ (新潮文庫 み 6-14 短篇集モザイク 1)

三浦哲郎

『みちづれ』は三浦哲郎の短篇集モザイク第一巻。ごく短い短篇を連ね、人の世の怖れ、情味、記憶の揺れを一つの大きな模様へ組み上げる。

短篇記憶家族人情

作品情報

短い物語が積み重なり、人の世の怖れと温かさがモザイクのように浮かび上がる。

三浦哲郎が百篇の短篇で壮麗なモザイクを組み上げる構想の第一巻。表題作のほか、川端康成文学賞受賞作「じねんじょ」などを含み、数ページの物語が人生の深い陰影を鮮やかに照らす。

レビュー要約

  • わずかな紙幅に人生の怖れと情を封じ込める技量が魅力で、連作全体が豊かな余韻を生む。

書籍情報

出版社
新潮社
発売日
1998-12-01
ページ数
271ページ
言語
日本語
ISBN-13
9784101135144
ISBN-10
4101135142
価格
616 JPY
カテゴリ
本/文学・評論/文芸作品/日本文学

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レビュー

  • とても読みやすい短編集。

    三浦先生の本は数冊読んだ。特に「 白夜を旅する人々 」「 愁月記 (新潮文庫) 」の宿命とも言える辛い先生や先生のごきょうだいたちの体験は心にずっしりと響いた。それから「 雪の音 雪の香り―自作への旅 (新潮文庫) 」を読み、先生の生い立ちが判った。 この短編集はたくさんの短編が収録されているのだが、題名が全てひらがな、またはカタカナというところが印象深い。1行目からごく自然に物語に引き込まれていくが、とても読みやすい。 先生のご冥福をお祈りします。

  • 役に立った

    三浦哲郎という作家とその作品を知りたくて、この短編集を読んでみた。読んでみてだいたいの雰囲気と特徴が分かった。役に立ったと言える。

  • 発送のタイミングも本の状態も割とよかった

    もともと誰かが読んだ本なんだから、全く新品と同様というわけにはいかないのは当たり前だ。 それを承知で最も安く設定された金額のものを購入した。 包装も届いた時期もよかったと思う。 適切な対応がなされていたと評価します。

  • だから読書はやめられない

    三浦哲郎「みちづれ」を読了。原稿用紙10枚程度の短編集です。本作品集のような出会いがあるから、読書は止められません。全ての作品に考えさせられます。全ての作品が人生賛歌です。いい事も悪いことも含めて、全て人生。やりきれないこと、不条理なこと含めて全て人生。こんなことを考えさせられます。 作者も東北出身。その温度感というか、体温が感じられる作品です。どこか温かいんです。最近の読書のなかでもベストです。読んでみましょう。きっと幸せな読書体験ができます。

  • 一つひとつ組み合わされてゆくモザイクガラスのように・・・

    現在はこの「みちづれ」に続く「ふなうた」「わくらば」が発売されています。 私が始めて読んだ三浦哲郎さんの作品は「とんかつ」でした。国語のテストに抜粋が出題されていて、全部読みたくてスグ購入しました。 短篇集というと、物語に入り込めないまま話が終わってしまう・・・というような印象を持たれる事が多いかと思いますが、この短編集は入りやすく、とても読みやすいです。 読み進めていくうちに何か懐かしいような、ほっとするような気持ちになってくるのは、柔らかな語り口や、全編に漂う方言が醸し出す独特の雰囲気のせいでしょうか。 それぞれのお話の結末は、読んだ人がどんな風に生きてきたかによってとらえ方が変わってくると思います。 この短編集は、いつまでも私の宝物であり続けると思います。 是非、お気に入りの一篇を見つけてください。

  • とんかつ、に惚れました(笑)。

    とんかつ、が秀逸過ぎて三浦さんのファンになったのですが…。他の短編でエッチな表現がちらほら見られ、☆一つ減らしました(苦笑)。

  • 短篇小説の名手

    このシリーズはどれも外れナシ。10頁程度の短編ばかりですが、最初の1頁で作者の世界にひきこまれ、あっという間に主人公の心情、情景、温度まで伝わってきます。短篇のまさに名手。小説の勉強をしたい方は、彼の作品を書写するといいと思いました。お勧めです。

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