伊藤整文学賞 いとうせいぶんがくしょう
『みちづれ』は三浦哲郎の短篇集モザイク第一巻。ごく短い短篇を連ね、人の世の怖れ、情味、記憶の揺れを一つの大きな模様へ組み上げる。
短い物語が積み重なり、人の世の怖れと温かさがモザイクのように浮かび上がる。
『身分帳』は佐木隆三の長篇小説。刑務所を満期出所した男の軌跡を通して、戸籍、孤独、社会との関係を鋭く描く。
一人で生きざるをえない男の歩みから、個人と社会の境目を問う長篇。